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とあるムスリム氏

とあるムスリム氏の話。

以前、弊学の学生、院生だった。

私の直接の学生には、少なくとも
少人数の授業ではなったことは無いと思う。

でも、他の受講生と連れ立って、
一度、ウチのホムパに来たことがある。

次の機会にもう一度、
その仲介役の学生を通して
お誘いしたところ、来ないと言う。

その理由は、私と別な学生が
我が家(パーティー会場)で、

「ホモセックスを始めてしまうかも知れないから
 ムスリムとして、その会場に同席することはできない」
とのことでした。

ちょっと、偏見に偏見を数倍重ね合わせているんじゃないですか。

因みに、僕はシスジェンダーの男性同性愛者である。

その、妄想の対象になった、当時の学生は、
ある時期にはバイセクシュアルだと言っていたが、
ある時期には、実はMTFのトランスジェンダーでレズビアンだと
言っていた。
今は、異性結婚している。

いずれにせよ、僕は、クライアントさんとは、
性的接触はおろか、恋愛ごっこもしないと
強く決めているので、「突然ホモセックスを始めて
しまうなんていうこと」はありえない。

ってか、ゲイばっかりの「ヤリ目の」パーティーじゃ
なかったら、普通しないでしょう。

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そのムスリム氏がちょっと前に荻上チキ Session-22に
出ていた。

とある歴史事象を説明するのに、
「私の長男と同じ誕生日ですが」と
言っていたが、

荻上氏に
「要らない情報ですね」と
却下されていた。

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シスジェンダー異性愛者の大多数にとっては、
自分の子供の生まれ年や、誕生日が
何らかの歴史的事象と同じだったりすると、
ポロッと、言えちゃうもんなんでしょうか。

同性カップルの場合、パートナーの
なんかの個人的歴史的イベントと、
世界史的歴史イベントとが符合しても、
「言えない」でしょうね。

また、子供を育てている同性カップルは、
それ自体が少ないでしょうが、
まあ、子供の誕生日が何かと同じ日だとは
言わないでしょうね。

でも、シスジェンダー異性愛者は、
日常の私的な会話のなかでも、
それは話のネタとして使うし、
公共的な放送でも言ってしまう。

荻上氏は、その辺りにも敏感で、
そういうコメントになったのでしょう。

ちなみに、荻上氏は、先日の映画館の
話題のときには、お子さんのことを
言わざるを得なかったので、話題に
していましたが、普段からのべつまくなしに
ごパートナーのこと、子供のことに
言及する人ではないですね。

--

実は、僕は、色々な状況証拠から察するに、
大学時代は交流があったけれど、
一生、僕とは「関わらずに余生を送りたい」と
考えている人が複数名いることを
察知しています。

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他方、僕は、そのムスリム氏とは、
一生会おうとはしないでしょう。

会っても建設的なことは何一つ
できないでしょうから。

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2019年5月27日 00:06に投稿されたエントリーのページです。

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