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「生産的複合」試考

呟きから:

8時間前@nobusik
Nobuqatsu▽Minoula@nobusik

さっき「中国か、インド企業に買収してもらえ(ば)?って書いたのですが、[中国か インド]企業だよね。だからって、「企業」は前接語とは解釈できない。あーでも、日本語の「生産的複合」って実は接語付加に近いところはあるかも(ゴトハナニカ)。もっと語彙化した複合でも同様のことできるかな。
posted at 13:32:10

8時間前@nobusik
Nobuqatsu▽Minoula@nobusik

「太平やインド洋」とは言えないよなぁ。「自動車やIT産業」はもしかして言える?クエスチョンマークレベルかなぁ。
posted at 13:34:15

(ココマデ)

生産的複合的なことは時々話題になる。

Spencer の _Morphological Theory_でも

 students film festival scandal inquiry

だったか見たいな、「辞書には書かれない」
「permanentではない」複合が話題になっている。

中国語人や、朝鮮語人が母語で、そして時に日本語で使う

 日本学生

なんていうのも、「生産的複合」だよね。

世界の全部の国名に「学生」を連ねて辞書に載せる
必要性は感じられない。

ところで、『ゴトハナニカ --サイコウ--』では、
このようなモノを生産的複合と扱ってはおらず、
(準)接語付加という解釈で対処しようとしているように
見受けられる。

 中国か、インド企業

は、後になって考えたのですが、

 [中国=か インド]≠企業

で、「≠企業」を準前接語扱いすればいいのでしょう。

 自動車やIT産業

は、

 [自動車=や IT]≠産業

で、「≠産業」が準前接語である。

 *太平=や、インド+洋

が言えないのは、まさに、太平洋、インド洋が
permanentな複合語だからということなのでしょう。

『ゴトハナニカ --サイコウ--』的には、
上記の前接語境界は「=」で書かれ、独立した語に
由来する準前接語の境界の標識は「≠」で書かれる
べきものなのでしょう。

接語や、準接語を付加して大きくなった接語句
は、まさしくカタチであって、名詞複合体等を形成する
と考えられる。

エスキモー語で、接辞だけで、名詞から動詞へ
さらにまた今度は名詞へと回帰的品詞返還をする
(N→V→N)や、(V→N→V)は、非スロット型
複統合語以外では殆ど見られないだろうけれど、
接語や準接語によって(N→V→N)、(V→N→V)といった
品詞転換を接語句レベルですることは、
日本語でも探せば結構出てくるのではなかろうか。

これは、接辞、接語、準接語などを丹念に分類して
いかないと見えてこないであろう。

また場合によっては、音声を調べないといけない
場合もあろう。

などと想像が逞しゅうなってくる。

 外大生の人

なんていうのも、「=の」は一見ただの
属格助詞に見えるが、これは、パラダイム的に
みると、コピュラ「=だ」の連体形である。
デアル体の時には、

 外大生である人

となることからこれはわかる。

そして、人は、外大生よりは大きい範疇に対応し
幾分か類別詞的に働く。

 外大生=の≠人
 N  =N→V(連体形)≠N

また、

 僕=って 朝=は コーヒー=しか 飲ま-ない-0≠系=の≠人=です-0=から
                V-V→A-連体形≠N=N→V(連体形)≠N=N→V-終止形=接語

と、かなり賑やかな複合体ができる。

吉本ばななを引くと、

 どこ=に 出し-て=も 恥かし-く=ない-0=わ=よ≠的≠笑顔

と、3つの接語句を見て取ることができる。

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2016年5月 5日 23:21に投稿されたエントリーのページです。

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