多文化社会人材養成プロジェクト

多文化社会人材養成プロジェクト

 教育・研究・社会連携の3つの活動を柱に、多文化社会を担う専門人材の養成に取り組みます。教育においては、 学部レベルの教育を実施します。研究においては、多言語・多文化社会の課題について研究者と実践者による協働実践研究を推進し、専門人材養成のためのカリキュラム開発や認定制度の確立を目指します。社会連携活動では、教育・研究の成果を活用し社会人リカレント教育や外国人支援等の社会貢献事業を推進します。
 多文化社会を担う専門人材の職種と具体的な人材像は以下のとおりです。

【多文化社会専門人材の職種と人材像】

職種 人物像
多文化社会コーディネーター 多文化社会が直面する問題は多岐の分野にわたり複雑に絡み合っています。多文化社会コーディネーターは、個別の問題のみならず社会的な問題の解決のために、日本の多言語・多文化化にかかわる実践知にもとづいて、多様な人々の参加と協働を推進することによって、新たな活動や仕組みを創造する役割を果たす専門職です。
コミュニティ通訳 日本に住む外国人が直面する問題は、行政、教育、医療、法律など多岐の分野にわたります。コミュニティ通訳とは、語学力と通訳・翻訳技能にくわえて、日本の多言語・多文化化にかかわる知識と理解にもとづいて、言語・文化的マイノリティを通訳・翻訳面で支援することによってホスト社会につなげる橋渡し役となる専門職です。
子ども・地域日本語教育指導者 本学で開講されている日本語教育のカリキュラムに、子ども・地域の観点を取り入れて、日本の多文化社会に寄与できる専門人材の養成をめざします。