オープンアカデミー2015年度
「多文化社会専門人材養成講座―多文化社会論基礎―」が終了しました(社会連携)

 
 本センターでは、日本の多言語・多文化化によって起こるさまざまな課題に、多様な人々・組織・機関との連携協働で対応していける人材の養成を目的とした社会人講座(オープンアカデミー)の企画・運営を担ってまいりました。

 2015年の今年度はすべての講座の開講を見合わせることになっていましたが、多くのご要望により、夏の基礎科目のみ開講することになりました。それぞれの地域における多文化化の問題を読み解くための基礎知識の獲得を目的とした「多文化社会論基礎」として、7月23日から4日間、府中キャンパス アゴラ・グローバルで行いました。



 北は岩手、南は佐賀、また海外はシンガポールから43名の方々が参加し、多言語・多文化社会に関する知識理解や課題の把握を目的とした講義、ワークショップに取り組みました。初対面とは思えないほど和やかな雰囲気は、日を重ねるほどに熱く、賑やかになり、休み時間にはあちらこちらで名刺交換の輪が見られました。まだ講義後、講師への質問に長い列ができるなど、貪欲な学びの姿が印象的でした。



 また最終日には
      ・多様な講師が関わることにより、「理論と実践研究」、「マクロとミクロ」な視点から、多角的な見方ができた。
      ・ある一つの部分だけにとらわれず、社会全体、文化全体の中で考えることの重要性を学んだ。
      ・断片的であやふやな知識がギュッと1つにまとまり、これまで数々の現場で経験したことを繋げる場になった。
      ・多文化、多言語に関する学びは、今回の4日間の研修で完結するわけではなく、ある意味、ようやくスタートライン
       に立つことができた、ということなのだろう。これから様々な場面で学びを広げ、かつ深めていく努力を継続していきたい。

などの感想が寄せられました。

 
【参考】2015年度オープンアカデミー多言語・多文化社会専門人材養成講座―多文化社会論基礎―パンフレット(PDF)



日時: 2015年08月10日