「コミュニティ通訳コース」2013年度専門別科目が終了しました (社会連携)

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 本学オープンアカデミーで開講している「多言語・多文化社会専門人材養成講座」のうち、「コミュニティ通訳コース」の専門別科目が9月27日から3日間、府中キャンパスにて行われました。

 オリエンテーションで、3日間のプログラムや修了後の活動の機会などについて説明が行われた後、さっそくプロの通訳者である講師が、通訳について、コミュニティ通訳について、自らの経験に基づいた講義を行いました。



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 その後、教育、司法、医療などそれぞれの専門家が、コミュニティ通訳に必要とされる基礎知識の講義を行いました。「現場でのエピソードも交えた講義内容は、書物からは得られないものだった」という感想が聞かれるなど、各分野で活躍する講師ならではの「ナマの声」にあふれた講義となりました。

 また本コースの修了者が「コミュニティ通訳活動」について自身の経験を受講者と共有する時間では、法律相談会における通訳活動について、2名の修了者が自らの体験を語りました。相談通訳の難しさ、責任の重さ等、実感のこもった言葉を、真剣なまなざしで聞き入る受講者の姿が見られました。

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 2日目、3日目の演習は場所を「通訳演習室」に移して行われました。プロの通訳者が気をつけていること(姿勢、座り方、話し方など)、ノートの取り方、数々のトレーニング方法の紹介など、この講座をスタート地点とし、今後各自が研鑽を積んでいけるよう、盛りだくさんの内容となりました。またタブレットを使用した「遠隔通訳」の形態を一部とり入れた演習も行われました。



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 最終日の到達度チェック(筆記試験)の後、全カリキュラムを修了した参加者13名の方に、本学社会連携事業部門長佐野 洋から修了証が授与されました。

受講者からは
 ・これから自分が何を勉強しなければならないのかが分かってきた。
 ・全国から集まったみんなと新しいネットワークを持つことができたのが嬉しい。
 ・多言語・多文化社会において、自分はどのように自己実現・社会貢献していくのか、少しずつだが描けるようになりつつある。
などの感想が寄せられました。



 修了者のうち希望者を「コミュニティ通訳コース修了者」として登録し、今後弁護士会等公的機関からの依頼に対して紹介していきます。




日時: 2013年10月11日