「高校生のための国際理解セミナー」報告書が完成しました

東京外国語大学で初めての高校生向けのセミナーが、2007年12月25日~27日の3日間、府中キャンパスの留学生日本語教育センターで実施されました。

 本学の多言語・多文化教育研究センターが企画・運営したこのセミナーは、10代の若者に、世界のさまざまな課題について考えるきっかけを提供し、文化や国際問題に対する感性とコミュニケーション能力を高めてもらうことをねらいとしたもので、全国から24名の高校生が参加しました。

 参加した高校生からは、
「これまで『国際』というトピックについて真剣に話し合える友人がいなかったので、そうした仲間と出会えたことがとても嬉しい」
「他の人の意見をきいて生まれる気持ちや引き出される視点があったのは、新鮮でわくわくしました。一人ひとりの意見が重視され、その一つひとつから発展する議論があったりということに対する喜びも感じられました」
などの感想が聞かれました。

「勉強と学問の違い」「『多文化共生』などの社会的なテーマが、自分にとってどんな意味を持つのか」などについて、他の参加者との議論や大学教員の講義を通じて深く考え、新たな発見や感動を得、これからの自分自身にとっての課題を持ち帰ってくれたようです。

報告書はこちら(PDF)

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)