受入方針(アドミッションポリシー)

東京外国語大学(学士課程)のアドミッションポリシー

① 教育の理念

本学の理念は、世界の言語と、それを基底とする文化・社会に関する教育を実施し、豊かな人間性、深い思考力、鋭利な感性を養い、高度なコミュニケーション能力、豊かな教養、広い視野を身に付け、さまざまな文化的背景をもつ世界諸地域の人々と協働して地球的課題に取り組むことができる人材を養成することです。

② 求める学生像

東京外国語大学では、世界諸地域の言語・文化・社会の仕組みを解明する諸学問分野や、国際的な諸問題を超域的な視点から扱う諸学問分野の基礎を学ぶことができます。
国内外の高等学校等において、総合的で確かな基礎学力、ものごとに対する思考力・判断力・表現力、そして主体的に学ぶ態度を身に付けたうえで、本学の理念に共感し、さまざまな文化的背景をもつ人々と共に働き、地球的な課題に取り組む意欲にあふれる人を受け入れます。

  • 言語文化学部では、世界のさまざまな地域の言語と文化に精通し、国内外において異なる言語間・文化間の架け橋となって活躍する国際教養人を目指す人を歓迎します。卒業後の進路としては、出版、広告、観光などに関わる職業、文化事業の企画に関わる職業、新聞社・放送局などのマスメディア、国際的に展開する企業(金融、商社、メーカーなど)、通訳・翻訳に関わる職業、英語など外国語教育に関わる職業、日本語教育に関わる職業、大学院に進学し、研究・調査の仕事などの目標が考えられます。
  • 国際社会学部では、国際社会・現地社会と協働して現代世界が抱える紛争・災害、環境問題、経済格差・貧困等の問題解決を図り、社会に貢献する国際職業人を目指す人を歓迎します。

卒業後の進路としては、外交官などの国家公務員、及び地方公務員、国際的に展開する企業(金融、商社、メーカーなど)、国際機関や国際的に活動するNGO、新聞社・放送局などのマスメディア、社会科・地理歴史科の中学・高校教員、大学院に進学し、研究・調査の仕事などの目標が考えられます。

③ 選抜方法の方針

キャンパスの多様化の実現を目指し「求める学生像」に合致する学生を選抜するため、多様な選抜方法を実施します。

1)一般入試

― 本学の教育は、高等学校等において「国語」「数学」「外国語」「地理歴史・公民」「理科」の各教科をバランスよく学び、必要な基礎学力を身に付けていることを前提として行われます。大学入試センター試験の成績により、この観点を満たしているかどうかを評価します。

― 大学への入学にあたっては、以上の基礎学力に加え、ものごとに対する思考力・判断力・表現力を身に付けていることが必要です。本学では、本学が実施する個別学力検査により、総合的な基礎学力とともに、思考力・判断力・表現力が身に付いているかを問うています。

― 一般入試(前期日程)

  • 言語文化学部・国際社会学部で実施します。
  • 大学入試センター試験は、5教科5科目(理科の「基礎」科目を選択する場合は6科目)とし、個別学力検査では、外国語(「英語」または「ドイツ語」または「フランス語」または「スペイン語」または「中国語」または「朝鮮語」)と、地理歴史(「世界史」または「日本史」)の試験を課しています。
  • 個別学力検査:外国語:本学「外国語(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語)」の試験は、高等学校の学習指導要領に則り、4技能を統合的に活用できるコミュニケーション能力を前提とした総合的な問題構成となっています。語彙力・文法力・文章構成力などの言語構造への感覚を見る問題、多様なジャンルの文章の理解力をリーディングとリスニングの両面で問う問題により、受験生が選択した外国語の理解度を問います。とくに「英語」の場合には、アカデミックな内容を聞き取り、それを要約し、さらに自分の意見をまとめる問題などからなる試験を通じ、受信した内容を思考・判断し、英語や日本語で発信する表現力を問います。
  • 個別学力検査:地理歴史(世界史・日本史):「地理歴史(世界史・日本史)」は、世界や日本の歴史の基本的な事項の理解を前提に、歴史上の個々の事項を、歴史の展開や社会構造の中に位置づけて、広い文脈のなかで考え、それを論理的に日本語で表現する力を身に付けているかどうかを問います。

― 一般入試(後期日程)

  • 国際社会学部で実施します。
  • 大学入試センター試験は、3教科3科目とし、個別学力検査では論述問題を中心とする外国語(「英語」または「ドイツ語」または「フランス語」または「スペイン語」または「中国語」または「朝鮮語」)の試験を課しています。
  • 個別学力検査:「外国語」については、英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語のいずれかで論じられた政治・経済・社会・文化等に関する議論を、文脈を押さえながら正確に読解する能力を測ります。また、議論を理解したうえで、根拠(自らの経験や、社会に関する基本的な情報等)を示しながら、日本語で自分の意見を述べることができるかどうかを測ります。

2)一般入試以外の特別試験

― 推薦入試

  • 言語文化学部で実施します。
  • 本学での学びに対する主体的な意欲をもち、大学での教育を受けるための基礎学力を確実に身に付けた学生を選抜するため、大学入試センター試験の成績、学校長の推薦書、志望理由書、及び調査書により、総合的に評価します。
  • 大学入試センター試験では、「国語」「数学」「外国語」「地理歴史・公民」「理科」の各教科をバランスよく学び、必要な基礎学力を身に付けているかを評価します。志望理由書では、出願する募集単位に対する関心と本学での学びに対する意欲を明確に説明しているかを評価します。

― 帰国生等特別推薦入試

  • 国際社会学部で実施します。
  • 外国の教育制度に基づく教育機関や、国内外の国際バカロレア認定校において長期にわたり中等教育を受けた学生を対象に実施します。
  • 出身の高等学校の成績等をふまえ、小論文と面接により、思考力・判断力・表現力や本学での学びに対する主体的な意欲を、多面的・総合的に評価し、判定します。小論文では、課題図書の著者の主張を踏まえ自分の考えを論理的に展開することができるかを見ます。また、面接では、小論文や志望動機書をもとにした質疑を通じ、自身の考えを適切に表現するコミュニケーション力を見ます。

― 帰国子女特別入試

  • 言語文化学部・国際社会学部で実施します。
  • 保護者の海外勤務等に帯同して外国の学校教育を受け、別に定める基礎資格を有するものを対象にします。
  • 修了教育機関における成績等による第一次選抜と、本学の個別学力検査(一般選抜の前期日程試験)による第二次選抜を課しています。

― 外国人留学生入試(日本語/日本地域)

  • 言語文化学部(「日本語」)、国際社会学部(「日本地域」)で実施します。
  • 外国の学校等で教育を受け、すでに高度な日本語運用能力と日本についての基礎知識を備えた外国の国籍をもつ学生(日本国の永住許可を得ていないもの)を対象とします。判定は、日本学生支援機構が行う日本留学試験の「日本語」及び「総合科目」の成績、本学学力検査「日本語」、さらに、修了教育機関における成績をもとに、総合的に行います。

― 私費外国人留学生入試(日本語/日本地域 以外)

  • 言語文化学部(「日本語」以外の募集単位)、国際社会学部(「日本地域」以外の募集単位)で実施します。
  • 外国の学校等で教育を受け、すでに高度な日本語運用能力を備えた外国の国籍をもつ学生(日本国の永住許可を得ていないもの)を対象とします。修了教育機関における成績等による第一次選考の上で、第二次選考を行います。第二次選考の判定は、本学の学力検査(一般選抜の前期日程試験)の成績、日本学生支援機構が行う日本留学試験「日本語」の成績、および、修了教育機関における成績をもとに、総合的に行います。 

― 渡日前選抜による日本語・日本地域入試

  • 言語文化学部(「日本語」)、国際社会学部(「日本地域」)で実施します。
  • 外国の学校等で教育を受け、日本語は未修得ながら、本学で日本語・日本地域を中心に学修する意欲をもつものを対象にします。判定は、修了教育機関の成績やTOEFL等の英語スコアによる第一次選考と、インターネットを利用した面接による第二次選考により行います。

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