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2025年11月15日(土) TUFiSCo workshop「フィールド研究を社会へとひらく「ワークショップ」という手法」

2025.09.15 update

わたしたちのフィールド研究の成果や、調査の過程で得た発見・経験を、アカデミアの枠を超えて、子どもから大人まで幅広い人々と共有し、共に感じ、考えるにはどのような方法があるでしょうか。東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)が主催する本イベントでは、そのひとつとして「ワークショップ」という手法に注目し、参加者と一緒に実践形式で、その可能性を探求します。

日時:2025年11月15日(土) 13:30~16:30

会場:東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 大会議室 (303室) 
    (
アクセス)西武多摩川線多磨駅から徒歩5分、または、京王線飛田給からバス10分 
     https://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/access.html

対象:大学院生、研究者、そのほかフィールド研究やワークショップ形式に関心のある幅広い層の方々

参加費:無料

参加方法:こちらから申し込みください(11月13日締め切り)

ワークショップの撮影について
 ワークショップ実施中の様子を撮影します。記録および関係者の研究に役立てるためで、一般公開はしません。
 撮影に同意いただけない場合、たいへん恐れ入りますがご参加をお受けできかねます。ご了承ください。

プログラム

1. 趣旨説明 吉田ゆか子・塩原朝子(TUFiSCo) 13:30-13:40
2. 事例紹介① 「地球たんけん隊バリ島の仮面で変身しよう!----仮面劇ワークショップの実践から学んだこと」吉田ゆか子(TUFiSCo) 13:40-14:10
3. 事例紹介② 「耳と目で旅するチベット----紙芝居・なぞなぞ・歌で構成した企画を振り返る」星泉(TUFiSCo) 14:10-14:40
4. コメント 中野民夫(東京工業大学名誉教授)14:40-15:00
   休憩(10)
5. 実践コーナー「ワークショップを企画しよう」15:10-16:10
・「話題提供」村山木乃実(TUFiSCo)
・ディスカッション
6. 全体の振り返り16:10-16:30

実践コーナー「ワークショップを企画しよう」では、村山さんの研究を題材にしながら、どのようなワークショップ化が可能か考えます。参加人数が多ければ、グループを分け、村山さん他、希望する参加者数名の研究を取り上げて行います。希望者が多かった場合には、ご要望に沿えないこともあります。その際はご了承ください。

問い合わせ先:tufisco-office [at] aa.tufs.ac.jp([at]を@に変えてください)

登壇者プロフィール

吉田ゆか子
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授
専門は文化人類学で、インドネシア・バリ島の芸能や関連する儀礼、仮面文化を研究している。2022年より、飯塚宜子が率いるマナラボと共に、バリ島の仮面を使ったワークショップを実践している。主著に『コロナ下での芸能実践 場とつながりのレジリエンス』(共編著、春風社)、『バリ島仮面舞踊劇の人類学 人とモノの織りなす芸能』(風響社)。

星泉
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
チベット語文法研究、チベット文学翻訳研究、チベット・ヒマラヤ地域の牧畜文化研究に取り組んでいる。研究で得られた知見を一般向けに展開する各種イベントを企画、実施している。主な訳書に『チベットのむかしばなし しかばねの物語』(のら書店)、『花と夢』(春秋社)など。

中野民夫
東京工業大学(現 東京科学大学)名誉教授、歌うファシリテーター、屋久島本然庵主宰
広告会社に30年、同志社大学と東京工業大学に計11年勤め、2023年春定年退職。1990年前後に米国留学し、組織開発やワークショップを学ぶ。以降、人と人・自然・自分のつながりを取り戻すワークショップやファシリテーション講座、参加型授業を実践。主著に『ワークショップ 新しい学びと創造の場』、『ファシリテーション革命 参加型の場づくりの技法』、『学び合う場の作り方 本当の学びへのファシリテーション』(共に岩波書店)。

村山木乃実
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員
2022年東京外国語大学博士課程修了。専門は宗教学、ペルシア文学。主著に『孤独と神秘 アリー・シャリーアティーの「沙漠論」にみる現代イランのイスラム思想』(作品社)。

主催:東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)