2025年5月24日(土) ドキュメンタリー上映『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』
ドキュメンタリー上映会『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』(2024)
2025年5月24日(土)、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて、ディアスポラ研究で優れた業績のあるPersis Karim先生(サンフランシスコ州立大学)をお迎えし、下記の要領で、ドキュメンタリー『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』(2024)の上映会を開催いたします。
本イベントは、対面で開催され、どなたでもご参加いただけます(事前登録制)。使用言語は英語ですが、より多くの方にご参加いただけるように、上映後のトークは通訳をつけ、ドキュメンタリーの内容がわかる資料も日本語でご用意いたします。参加を希望される方は、2025年5月21日(水)22:00(日本時間)までに、こちらのフォームよりお申込みをお願いいたします。
●日時:2025年5月24日(土)15:00-16:45
●場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階大会議室(303)
*会場(〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1)までのアクセスについてはこちらをご参照ください。
●プログラム
司会: 村山木乃実(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
15:00-15:05 ドキュメンタリーの紹介
15:05-16:00 ドキュメンタリー上映『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』
16:00-16:30 上映後トーク
16:30-16:45 質疑応答
●使用言語:英語(通訳あり)
●参加費:無料
●問い合わせ先:mkonomi[at]aa.tufs.ac.jp(村山木乃実 ※[at]を@に変えて送信してください)
共催:TUFSフィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)、科研費若手研究「シーア派宗教的知識人による女性をめぐる言説に関する思想史的研究」(24K15912 研究代表者村山木乃実)、2025年度白眉プロジェクト研究費「イラン人ディアスポラによる文学の体系的研究」(研究代表者氏名:木下実紀)
作品要旨
『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』(2024)は、サンフランシスコ・ベイエリアのイラン人移民コミュニティを描いたドキュメンタリーです。本作では、彼らの移住の経緯が語られるとともに、アメリカとイランの政治的緊張関係が続くなか、彼らがどのようにイランの文化を紡ぎ、政治・社会運動に貢献してきたのかが描かれています。
上映後には、Karim氏によるトークも予定されており、映画の補足に加え、ドキュメンタリーでは描ききれなかったイラン系アメリカ人の生活のエピソードも紹介されます。
Persis Karim 監督略歴
サンフランシスコ州立大学イラン・ディアスポラ研究センター所長。同大学人文学部比較世界文学学科で教鞭を執る。これまでサンノゼ州立大学英語・比較文学科教授、同大学ペルシャ研究プログラムの創設者兼ディレクター、および中東研究副専攻のコーディネーターを歴任し、現在に至る。イラン系アメリカ人による文学作品の編集に取り組み、これまでA World Between(1999)、Let Me Tell You Where I've Been: New Writing by Women of the Iranian Diaspora(2006)、Tremors: New Fiction by Iranian American Writers(2013)を編集。また、イラン・ディアスポラ文学と文化に関わる論文も多数出版している。詩人としても活動しており、自身の英語の詩も発表している。『夜明けは遥か彼方に:イラン系アメリカ人の物語』(2024)は、Karim氏にとって初の監督作品である。イラン・ディアスポラの一員である人々の、より大きな歴史と個人的な物語を記録・共有するという、彼女の学術的関心が映し出された作品である。