企画セッション1.「文脈」を伝える--アジア・アフリカをアーカイブするための方法的探究
2022.09.26 update
今日、アジア・アフリカ地域の言語や文化についてのデジタルアーカイブの構築・利活用が進み、需要も高まっている。他方、デジタルアーカイブは情報資源の飛躍的な構築や発信が可能になり、社会的影響も大きくなっている。その中で、デジタルアーカイブ自体が帯びる政治性のために、デジタルアーカイブ自体についての検討が必要である。
検討課題の第一として、デジタルアーカイブによるイメージの固定化が挙げられる。
第二に情報のアーカイブ化により、対象地域への不利益の発生も想定しうる。
これらの問題に対して、我々はアーカイブ対象のコミュニティや歴史的・文化的背景としての「文脈」に着目する。
デジタルアーカイブの構築において、「文脈」をどう扱うべきか、「文脈」をどう伝えるかという問題意識のもと、その方法を検討する。
・パネラー1:倉部慶太(AA研所員)
・パネラー2:野林厚志(国立民族学博物館)
・パネラー3:深見奈緒子(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)・吉村武典(大東文化大学)
・コメント:木村大治(京都大学名誉教授)
本セッションはデジタルアーカイブ学会第7回研究大会(11/24~11/27@沖縄県)の企画セッションです。
参加費:無料
場所:沖縄県立図書館
使用言語:日本語
デジタルアーカイブ学会第7回研究大会については、こちらのHPを参照ください。
共催:デジタルアーカイブ学会,TUFSフィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo),フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)