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ヨルダン&オマーンの「アラブ=砂漠」は捨てなさい

2023.12.15 アラビア語,オマーン,ショートビジット,ヨルダン,派遣留学

どうも、顔の見えない女です。アラブといえば砂漠をラクダに乗って移動...なんて思っていませんか? もちろんそういう体験が出来る場所はたくさんありますし、観光客に大人気なわけです。でも! 外大生が留学で行く場所やその国のイチオシ観光地などは、実は殆どが綺麗に整備された近代都市なんです。そこで今回は、日本人が持っているアラブのステレオタイプである砂漠、ラクダ、ランプを一切排除して、でも是非訪れて頂きたい「都市の中の名所」を紹介させて頂きます。是非最後までお付き合い下さい。

[ヨルダン]

フセインモスク周辺商店街: 

お土産、日用品、食品、ペット、服、靴、下着などなどたくさんの店舗が密集した商店街。もちろん人や車の往来も激しいがスリと物乞いはいない。婦人服が予想外に安い。徒歩圏内にローマ時代のニンファエウムやヨルダン博物館があり、ヨルダン博物館の隣のバスターミナル発着のバスでヨルダン大学やアリー・バーバー・インターナショナル・センターまで行ける。

キングアブドゥッラーモスク: 
観光客にも開放されているモスク。観光客は物販入り口から入り、人によっては物販で貸出アバヤを着てから入場。外側のドームは青いが、中の絨毯は赤い。時々地元民が昼寝している。目の前にはキリスト教の教会がある。


メッカモール: 

パーティードレスや観光客向けお土産、靴や化粧品などが入る、比較的手の届きやすいショッピングモール。ポケモンが髪切りバサミを持っているお子様ヘアカットの看板があったが、恐らく公式ではない。メッカモールから目と鼻の先に、シティモールという外資ブランドが揃った高級モールがある。

ワヒダードキャンプ: 

かなり人の密集した商店街。服から靴から食品から何でも手に入るが紳士物の民族衣装はあまり見なかった。尚、子供の押し売りがいた。売り物はペットボトルの水でそこまでぼったくりではない。立ち止まると捕まるので足早に歩いて回避。キャンプと名の付くだけあり、元はパレスチナ難民の集まる難民キャンプ。スリはいない。トマトがちょうど切れていたので、八百屋さんで店員さんに「トマト一つ」と注文したところ、たった一つだけとのことで無料で貰えてしまった。

[オマーン]

スルタン・カーブース・グランドモスク:

決まった時間だけ一般の観光客向けにも開放している真っ白なモスク。出来てからまだ日が浅い。観光客向けにガイドがあったり、イスラム教についてのブックレットを各国語で無料配布していたり、デーツとコーヒーのサービスがあったりとおもてなしも手厚い。

モール・オブ・オマーン:
スケートなどが楽しめる室内型ウィンタースポーツテーマパークが入っている。お馴染みの服ブランドや食品、各国のブランド化粧品や香水、日本のダイソーまで入っている。

マトラフォート:

海辺の要塞。同じく人気観光地のマトラスークと目と鼻の先にある。非常に見晴らしがよく、夕暮れ時に夕陽を眺めるのがおすすめ。

国立博物館:

マトラフォートから車ですぐの場所にある。メインはオマーンの民俗学系統の歴史だが、何と日本の甲冑も展示している。



いかがでしたか? ステレオタイプに縛られずに、生の現実世界を味わってみるのもまた一興。アラブは砂漠だけでなく、むしろ生の生活空間にこそ面白さがあるものです。お店で店員さんに注文したり、おばちゃんと駄弁ったりが何よりの旅の醍醐味であり旅のスパイス。是非皆さんも現地の人とたくさんおしゃべりして頂きたく思います。まだまだ書きたいことはたくさんありますが、今日はここまで。お付き合い頂きありがとうございました!



※写真はオマーン国立博物館に展示されていた日本の甲冑

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