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ヨルダン&オマーンのお買い物大好き!

2023.10.24 アラビア語,オマーン,ショートビジット,ヨルダン,派遣留学


どうも、顔の見えない女です。スーパーでのお買い物は生活必需品の購入以外にも、留学中や旅行中の楽しみになったり、思わぬ掘り出し物やお土産になりそうなものが見つかることもあるわけです。そこで今回は、スーパーで見つけたあんなものこんなものを、紹介させていただきます。

[青果売り場]
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ヨルダン、オマーン共に野菜や果物の大部分が輸入物。同じアラブ諸国からのものもあれば、欧米やアジアからのものもある。国産の地産地消品はその気候のためか、少ない。一部のナス、ココナッツなどに限られる。日本と違うのは一部のパック売りやカットフルーツ、カットサラダなどを除きすべて量り売りであり、食べる分だけ袋に入れて計量コーナーで値札をつけてもらう。

マンゴー:日本と違い、全然高級品ではない。簡単に手が出る上に日本より安く、しかも甘い。ヨルダン、オマーン共にアップルマンゴーが主流で、オマーンではエジプト産やケニア産、パキスタン産がよく見つかる。日本でもお馴染みタイ産ペリカンマンゴーは、アップルマンゴーと比べると何と三倍高い。カットマンゴーもある。

リンゴ:欧米産が多いが中国産もあった。買ってすぐのものを冷やして食べるとシャキシャキで美味しい。私のお気に入りはニュージーランド産。

ブドウ:これも殆ど欧米産。日本でもよく見かけるチリ産やアメリカ産のようなイメージ。普通に美味しい。皮ごと食べる。

グアバ:エジプト産が多い。形は洋梨にも似ている。私はグアバを買ったつもりで小さいマンゴーを買ってしまったことがある。あまりフレッシュジュースでは見かけない。濃縮還元ジュースならある。

メロン:イラン産が多い。カットメロンもある。日本の夕張メロンや茨城メロンなど、マスクメロンの類とはまた種類が違う。よくある輸入カットフルーツの、ハネジューメロンのような感じ。ちなみに真ん丸はなく、すべて楕円形。大きさは日本のものと同じくらいなので、ヨルダンでは一玉買って、切って一人で食べ切った。

スイカ:日本のものより圧倒的に大きい。しかも楕円形。クリームスイカは見ない。皮の色は緑と白。普通に甘いスイカで美味しい。ジュースにもなる。カットフルーツとしても売っている。一人では確実に食べ切れない大きさなので、私は買ったことがない。買う際には複数人で食べることをお勧めする。

バナナ:フィリピン、エクアドルなど日本でもお馴染みの産地が揃うが、日本では見ないインド産もある。日本では見ない赤バナナや、流通量の少ないモンキーバナナなどもあり、日本より多種多様。ちなみに一般的なバナナは日本で食べるそれと味が全く一緒なので食事が合わない人も心配無用。

ミカン、オレンジ:ミカンは南アフリカや中国、オレンジは南アフリカやアメリカなど。これも全く日本で食べるものと一緒だが、南アフリカ産のミカンは日本のそれより大きくて、色が濃かった。

ザクロ:日本のものより大きい。日本でよく見かけるアメリカ産は、あまり見ない。丸ごと売っているものから、粒をばらしてパック売りになっているものまである。ジュースやサラダにしても美味しい。

生ピスタチオ:ヨルダンで発見。見た目ピンクのベリー。食べ方はよくわからないので、買っていない。

カカオの実:これもヨルダンで発見。当時のレートで、一つ約2000円。日本ではカカオジュースが飲める(バラの香りのグアバジュース、といった感じ)けど、生のカカオの実丸ごと、何に使うのかは不明。果肉をジュースにするのか、家でカカオの実からチョコレートにするのか、それともカカオ豆を炒ったものを食べたり飲むチョコレートにするのか。本来チョコレートとは、炒ったカカオ豆を粉に挽いて、お湯で溶いた苦い飲み物であり、カカオの原産地南米では、今でもこの昔ながらの飲み方をする人がいる
【砂糖が入るようになったのは、ヨーロッパに伝わって以降。ちなみにヨーロッパにチョコレートが広まるきっかけになった出来事は、ある有名画家の命と引き換えに成立している。もっと言えばこの出来事が、50年後にヨーロッパを揺るがす大戦争につながってしまう。
さて何のことでしょう? 答えは後程※】。

サボテンの実:皮をむいて丸かじり。ヨルダンで先生たちがおやつに食べていたところにたまたま遭遇したため、ありがたく分けてもらえた。見た目はスイカにも似ているがそこまでくせはなく食べやすい。

モモ、ネクタリン:日本の高級桃とは形が違う。潰れたような平たい形のものもある。皮をむかずに丸かじり。果肉は大抵黄色い。

アボカド:日本と違って甘いジュースになる。醤油をかけて刺身......にはしない。日本より大きく、皮も緑色が多い。

ココナッツ:オマーンにおける数少ない地産地消の国産品。ストローを挿して飲んだり、中身を削ったものをパック売りしたりする。

サトウキビ:エジプトではジュースにして飲むそうだがヨルダンやオマーンではサトウキビジュースは未発見。オマーンにはただ切っただけのものが売っていた。

カッコ内の答え:スペインのマリア・テレサ王女とフランスのルイ14世王の結婚。宮廷画家兼宮廷役人だったディエゴ・ベラスケスはこの結婚のために忙しく働き、ついには過労死。そしてこの時スペインはフランスに花嫁持参金を払えなかったせいで、「結婚時の条件無効」という話になってしまい、フランス側にスペインの王位継承権が発生し、ついにはスペイン継承戦争に至ってしまう。当時南米に広い植民地を持っていたスペインのマリア・テレサ王女はチョコレート好きで、フランスに嫁いだことによりヨーロッパにチョコレートが広まった。

[魚売り場]
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海の少ないヨルダンでは、魚料理の種類がそんなにない。首都のアンマンは内陸部なので、そもそも魚売り場すらないスーパーも存在する。魚売り場はあっても面積が小さかったり、輸入物や冷凍しかなかったりする。市場の鮮魚店では生簀売り、氷売りなど様々だが匂いはどこもきつい。
海沿いのオマーンでは小さいスーパーにも魚売り場があり、鮪や鯛、日本では見ない魚が尾頭付きで売っている。

[肉売り場]
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鶏肉の場合は丸ごともあるが、マトンや牛肉は切り売りの所もある。もちろんパック売りもある。ヨルダンでは魚売り場より面積が広い。ハムやソーセージは殆どがパック売りだが、物によっては切り売り。このハムやソーセージ、原料は鶏肉、ターキー、牛肉などだが味は日本人の口にも合う、至って普通のハムとソーセージ。

[乳製品売り場]
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牛乳は紙パックではなく、日本では洗剤が入っているような大きなプラスチック容器で売っている。普通のもの、低脂肪など種類豊富。牛乳を発酵させて作った飲むヨーグルトのような「ラバン」も種類豊富で、甘いものもあればしょっぱいものもある。料理に使うクリームは牛乳パック並みに大容量で、チーズは常温保存できるものもある。全体的に一つ当たりの量が日本より多い。バターも大きい。日本人より乳製品を食べる頻度と量が多い。カゼインの過剰摂取には気をつけましょう。

[お菓子売り場]
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グミ、チョコ、ガム、飴など多種多様。オマーンではオマーンにしかない「オマーンチップス」「ソハールチップス」が買える。キットカット、トブラローネ、リッターシュポルト、フェレロロシェ、ハリボー、メルシーチョコなどお馴染みのブランドは大抵手に入る。大容量から一食分まで多岐に渡り、チョコレートの手作りキットも少数ながら存在する。欧米系ブランドの影響力が強い。だがダルや麺をスパイスで味付けたインド風スナックなるものも大容量で売っている。キャッサバ芋チップスなど日本にはないチップスも多数。有力なチョコレートブランドは、「デイリーミルク」。リンドールなど欧米系ブランドはお高め。デーツのチョコ掛けはミルク、ビター、ホワイト、ココナッツ、アソートなどいろいろ選べる。お土産にもおすすめ。尚、ドライフルーツや伝統菓子などは、量り売りになっていることもある。

[飲み物売り場]
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ジュースの種類がとにかく多い。オレンジ、リンゴ、ブドウ、グアバ、タマリンド、レモンミント、ミックス、マンゴー、人参、ザクロ、ミックスベリーなど日本にはない味もたくさん。イチゴ牛乳、バナナ牛乳、マンゴー牛乳など牛乳系も種類豊富。日本企業が進出しておりポカリスエット、ヤクルト、ポッカサッポロ、オロナミンCなども飲める。ヤクルトは日本のものよりヨーグルトっぽかった。ノンアルコールビールも定番のビール味から果物味まで多岐に渡る。どうやらオマーンの人は果物系飲料が大好きらしい。強面で大柄のおっさんが、ジュース片手に他のおっさんと駄弁っているくらいだから。エナジードリンクや炭酸も、もちろん大好き。コーラはコカ・コーラよりペプシコーラが主流。何と炭酸なし紙パック入りのコーラもあった。炭酸は苦手だけどコーラの味は好き、という人にはお勧め。

[米、豆、乾物売り場]
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そもそもオマーンという国自体にインド人など南アジア系の人口が多く、インドやパキスタンなどの影響を強く受けているため、ビリヤニ、サモサ、ダルカレーなど、日本人から見れば「インド料理」としかイメージが湧かないものも普通に食べられる。バスマティライス(インディカ米の一種)が、日本のお米10キログラムよりも大容量で買える。ジャポニカ米に近いお米はエジプト産らしい。中華料理にはジャポニカ米が使われるが、ビリヤニのご飯はインディカ米。
ヨルダンはオマーンほど南アジアの影響は強くないものの、マンサフのご飯はインディカ米。そもそもジャポニカ米よりインディカ米の方が栽培は簡単なので、世界で一番多く食べられている米の種類はインディカ米なんだとか。また、インドの影響が強いオマーンでは、豆もよく食べる。朝ご飯に入っているし、ひよこ豆を潰して味を付けて丸めて油で揚げた「ファラーフェル」はファストフードの定番。

[缶詰、調味料、インスタント食品売り場]
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コーヒーミルクは日本のようにポーションパックではなく、エバミルクのように缶入り。缶を開けて中身を紅茶に注ぐ。その紅茶は普通のものから濃い味、カルダモン入り、ミント入りなどがあり、日本のように香料を使ったフレーバーティーは少ない。その代わり緑茶も生姜緑茶、レモン緑茶、モロッコミント緑茶、ジャスミン緑茶など種類が多い。ただし、緑色ではない。ヨルダンではハーブティーも種類豊富。インスタント麺はインドネシア産やタイ産、韓国産などで種類は少ない。日本のものはほぼ見ない。ケチャップやソース類が日本より量が多い。ヨルダンのマヨネーズは瓶売りで、日本のものほど卵味は濃くない。サウジアラビア産の真っ黒なはちみつはその見た目の黒さに驚かされるも、かりんやレモンのはちみつ漬けを作ると美味。

[冷凍食品及びアイス売り場]
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ヨルダンでは魚が欲しい場合、生は数が少ない上に高かったりする。店によっては冷凍やツナ缶しかないことも多い。もちろんそれ以外の冷凍食品も種類豊富で、一キログラム以上入ったフライドポテトや、ホールピザ、パンの素、ミックスベジタブル、オーブンで焼くだけやレンチンするだけの冷凍クナーファ(大人数用も一人用もある)、パラタ、春巻きの皮、フライドチキンなどもある。ハンバーガーのパティだけ売っていることもある。コルドン・ブルーなど手の込んだ料理も、冷凍食品なら油で揚げるだけ。 オマーンのアイスクリームは大抵、生クリームを凍らせたみたいにふわふわ。だから短距離でも歩いて持って帰ろうとすると、すぐ溶ける。カップアイスは買ったらすぐに食べるべし。ただしアイスキャンディは該当しない。

[輸入食品売り場]
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最近はスーパーでも日本のもの、韓国のもの、中国のもの、タイのものなどが買える。オマーンで有機抹茶が売っていたので原材料を見たら韓国産。日本産の昆布やそばの乾麺は高額。インスタントみそ汁は4袋入り、単純計算で一杯分400円(つまり一箱に四袋入って1600円)。キッコーマン製の醤油はあるので、在住日本人はよくそれを買って料理に使っている。

[日用品売り場]
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洗剤は一箱一キログラムで売っているものもあれば、100グラム前後の小さいものもある。日本のように計量スプーンは入っておらず、内袋も何もない箱に直接粉洗剤が入っており、開け口を開けてそこから必要な分だけ出す。液体洗剤の使い方は大体日本と一緒。日本にはない「黒アバヤ用洗剤」「色物アバヤ用洗剤」が一リットル以上で売っている。日本でアバヤを着ている人はほぼ見かけないので、アバヤを着る用事があっても家庭で洗うことはあまりないが、ヨルダンやオマーンでは毎日着るものなので、普通に家で洗える。
歯ブラシは日本のものよりヘッドが大きい。日本では歯医者さんが使うような電動歯垢取りが売っていた。ウェットティッシュは日本より高い。オマーンではスーパーで買うよりダイソーで買ってしまう方が何倍も安い。 ヨルダンのアルコール消毒液は、香り付きのものが非常に多く、その種類は日本より多い。携帯用は一つ100円前後と安い。イチゴ、バラ、パパイヤ、キウイ、ウード、はちみつ、海、ジャスミンなど様々な香りがある。嬉しいことにヨルダン製なのでお土産にも。オマーンはそこまで種類豊富ではなく、日本並み。 オマーンには、白い着物に長い黒髪の女性が髪をとかしているラベルデザインのシャンプー(インド製)があった。ラベルの女性、草履にしては底が薄い、年齢の割に振袖、白無垢のように帯まで真っ白など、どこかおかしい。

[服売り場]
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学生服や婦人用洋服に交じって、アバヤ、ガラベーヤ、カフタンなども普通に買える。婦人服売り場のヒジャブも馬鹿にできない。店によってはニカブまで売っており、スーパーの婦人服売り場だけでコーディネートが出来てしまう。インド服売り場のある店舗も存在する。シャルワール・カミースやサリー、サリー用インナーブラウスなどがスーパーの婦人服売り場に行けば簡単に手が届いてしまう事実。これにバーゲンでもやっていれば嬉しい。

[化粧品売り場]
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ブランド化粧品からスキンケア、割引品まで様々。化粧水はたくさんあるが乳液はあまり見ない。代わりに保湿クリームがたくさんある。 ヨルダンでは死海の泥で作った美容パックがお土産店のみならずスーパーでも普通に売っており、地元民も使っている。死海の泥は石鹸にもなっているし、死海の塩石鹸や死海の塩バスソルトなど、死海のミネラルは美容にいいと評判。

[パン、ケーキ売り場]
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よくあるトースト・サンドイッチ用、バーガーバンズ、ホットドッグ用などもあれば、アラブの平焼きパンやトルコパンなどもある。チョコ入りクロワッサンやお総菜パンなど、日本より種類は少ないがその分クロワッサンは定番中の定番。ケーキは店によってはホールケーキが予約なしで買える。日本のものより大きくて色も派手。カットケーキももちろんある。

[お総菜売り場]
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日本のように自分で詰めるのではなく、スタッフさんに詰めてもらう。丸ごと一羽のローストチキンやビリヤニ、ケーキ、ジラピ(2022年度外語祭でベンガル語科が売っていたお菓子)、サンドイッチ、生搾りジュース、水などすぐに食べられるものがたくさん揃っている。日本のように「お弁当やおにぎり」みたいに小分けにはなっていないので、それに伴って売り場面積も小さいが、大きなハンバーガーやサンドイッチなど豪快なデカ盛りが買えたりする。

いかがでしたか? 一口にスーパーと言ってもその規模から取り扱い商品まで様々です。中にはデパート並みにキャリーケースや家電、スマホまで売っているところもあります。人の生活が見えるスーパー、現地に来たら外せません! まだまだ書きたいことはたくさんありますが、今日はここまで。お付き合いいただきありがとうございました!

※写真はオマーンのスーパーで買ったエジプト産マンゴー

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