« プーシキン、マティス、ニシン | メイン | モスクワで国際研究集会 「文化の変容・パースペクティヴの変容」 »

『美しい子ども』 まもなく刊行!

作品の質の高さと装丁のセンスの良さで評判の外国文学シリーズ「新潮クレスト・ブックス」が、今年で創刊15周年を迎えたそうだ。
おめでとうございます!

15周年を記念して、このたび松家仁之編 『新潮クレスト・ブックス短編小説ベスト・コレクション 美しい子ども』 が刊行されることになり、拙訳ウリツカヤの 『女が嘘をつくとき』 からも1編収録されることになった。


anthology.jpg


創刊10周年の2008年に堀江敏幸編 『新潮クレスト・ブックス短篇小説ベスト・コレクション 記憶に残っていること』 が出ているので、今回のアンソロジーは第2弾ということになる。

クレスト・ブックス創刊時の編集長で現在作家として活躍中の松家仁之さんが「厳選」したのは次の11人の作品。どうぞお楽しみに。

(1) アンソニー・ドーア 「非武装地帯」 岩本正恵訳
(2) ジュンパ・ラヒリ 「地獄/天国」 小川高義訳
(3) ナム・リー 「エリーゼに会う」 小川高義訳
(4) リュドミラ・ウリツカヤ 「自然現象」 沼野恭子訳
(5) ミランダ・ジュライ 「水泳チーム」「階段の男」 岸本佐知子訳
(6) クレメンス・マイヤー 「老人が動物たちを葬る」 杵淵博樹訳
(7) ディミトリ・フェルフルスト 「美しい子ども」 長山さき訳
(8) ウェルズ・タワー 「ヒョウ」 藤井光訳
(9) ネイサン・イングランダー 「若い寡婦たちに果物をただで」 小竹由美子訳
(10) ベルンハルト・シュリンク 「リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ」
松永美穂訳
(11) アリス・マンロー 「女たち 」小竹由美子訳

About

2013年8月12日 16:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「プーシキン、マティス、ニシン」です。

次の投稿は「モスクワで国際研究集会 「文化の変容・パースペクティヴの変容」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。