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被災地へ 届け ロシアの声 (8)ボリス・ザボロフ

Многие, многие годы ощущаю необъяснимую умом, мистическую связь со страной, имя которой Япония ? удивительной, непостижимой, уникальной.
Вашу беду переживаю как собственную, до сердечной боли. Восхищаюсь мужеством и достоинством, с которым ваш народ встретил и ведет борьбу со стихией. Вы одержите победу. Иначе нет правды на земле и Выше.

 Борис Заборов

何年も何年ものあいだ、日本という名の不可解でユニークな驚嘆すべき国と神秘的に結びついていることを感じてきました。どういう結びつきなのか理性では説明できませんが。
あなた方の不幸を我がことのように思い、心が痛みます。日本の人たちが勇気と自尊心をもって自然に立ちむかい闘っているのに感嘆しています。あなた方は必ず勝利するでしょう。そうでなければ、地上にも天上にも正義はありません。

 ボリス・ザボロフ(画家)
 パリ

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ボリス・ザボロフ(1935年生れ)はベラルーシのミンスク出身、レニングラードとモスクワで学んだが、1980年パリに移住。ほとんどの作品が古い写真を思わせるという独特の画風を持った画家である。

2010年9月、損保ジャパン東郷青児美術館がフィレンツェのウフィツィ美術館自画像コレクションの展覧会を催したとき、来日した。ウフィツィ美術館がザボロフの自画像を所蔵していたからだ。


これは、ザボロフが上のメッセージとともに送ってくれた作品で、彼自身についての研究書の表紙である。Pascal Bonafoux and Philippe Bidaine, Boris Zaborov (SKIRA, 2008).
目を凝らし耳をすましていると、描かれている人が語りかけてくるような錯覚を覚える。静謐なたたずまいからは想像もできないほどドラマティックな人生のひとコマを。

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2011年4月 5日 09:42に投稿されたエントリーのページです。

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