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2021/03/01 2020年度 第2回FINDAS若手研究者セミナー 「女たちの権利と活動」

  • 日時 2021年3月26日(金)13:00-16:30/li>
  • 場所 ZOOMによるオンライン開催
  • 要予約(参加をご希望の方は、ZOOMをインストールの上、下記URLより3月24 日(水)17:00までにご応募ください。)
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報告者・題目

報告者 題目 概要
中村雪子
(立命館大学)
「インドにおける開発政策としての「女性酪農協同組合」をめぐるポリティクス―ラージャスターン州を中心に(仮)」
“Politics over “Women’s Dairy Cooperative Society” as Development Policy in India: A Case of Rajasthan(tentative)”
インドにおいては、1980年代末から、酪農開発や酪農協同組合が「農村女性」や「女性のエンパワーメント」と結びつけられて語られることが多くなり、農村女性の参加が推進されてきた。本報告では、まず、開発プログラムとしての「女性酪農協同組合」の成立とその後の展開の過程を関連の政策文書等から批判的に検証する。その上で、ラージャスターン州における現地調査の結果から、実際に設立・運営されている女性酪農協同組合に関わる人びと(女性たち/男性たち)の諸実践を分析する。
上澤伸子
(東京外国語大学)
「バングラデシュのガロ母系社会と土地相続」
“Garo Matrilineal Society and Land Inheritance in Bangladesh”
バングラデシュのガロ母系社会では、おもに女性が土地を所有・相続するとされている。しかし歴史的にみると、女性の土地所有権はかならずしも安定的に継承されてきたとは言いがたい。本発表では、ガロ女性の土地所有権が、他の論理(土地政策、法制度、家父長制、男性)によって脅かされたときに、女性とその家族はいかに対応しているかを人類学的データにもとづいて考察する。