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Y. Suzuki Lab., Tokyo University of Foreign Studies

ゼミSEMINAR

今年度のゼミの課題

  • 演習の目標

旧ソ連構成諸国、中東欧諸国、その他の移行諸国の体制転換過程や、転換後の政治・経済・社会の現状を対象とした文献を講読することを通じて、
  1. 卒業論文のテーマとそれに取り組むアプローチを決める
  2. 文献・資料を正確に理解し、要約・論評する能力、そしてプレゼンテーションとディ
  3. スカッションのスキルを高める
  4. 文献・情報を検索し、処理する技術を身につける

ことをおもな目標とする。最終的に学年末にゼミ論文の提出を義務とする(400 字詰原稿用紙に換算して40 枚相当以上の分量)。

  • 2012 年度のテーマ

今年度は、「ソ連解体20 周年」を共通のテーマとする。このテーマには2 つの方向性がある。ソ連解体を回顧する議論には、旧ソ連の人々が現在置かれている政治、経済、社会、国際関係の状況が反映している。そこで1 つの方向は、ソ連解体をめぐる議論を手がかりに旧ソ連諸国の政治と経済の現状を考察することである。ソ連解体をめぐる議論はまた、「20 年前に起こったのは何だったのか」として事実と評価を再確認することでもある。そのことは、ソ連末期にどのようなプロセスが進行していたのかを考察することにつながる。それがこのテーマのもう1 つの方向性である。

ゼミのイベント

2007年度ゼミ合宿

日程:9月18日〜20日 場所:河口湖レイクサイドホテル

2005年度ゼミ合宿

日程:8月6〜8日 場所:山中湖

2004年度ゼミ合宿

日程9月27日・28日 場所:湯河原温泉

2003年度ゼミ合宿

日程8月4日・5日
場所:新潟「ロシア村」

卒業生の卒業論文題目

  • 2011年度

    「ロシアの地域格差:新たな地域政策は格差是正につながるのか」
    「ロシアの住宅環境改善についての考察」
    「ロシア市場経済移行期の女性労働者と「男女格差」」
    「TSR輸送発展の条件と北東アジア貿易回廊の今後」
    「ロシア政府の国内自動車産業支援政策」
    「EU共通エネルギー政策における加盟国の結束」
    「コーカサス地方における安全保障体制とロシアの関係について」
    「拡大EUにおける労働力の自由移動の実態とその影響:事例としての英国労働市場の検証」
    「チェコの農業とEUの共通農業政策」
  • 2010年度

    「ロシア教育政策の方向性:連邦による統一化と民族教育の問題」
    「ロシアの人口危機:原因と解決の方向性」
    「中小企業が産業構造にもたらす意味と有益性:ドイツとロシアの事例から」
    「ロシア経営文化とビジネスコミュニケーション:ホフステード理論をもとに」
    「ベラルーシ共和国の対露一極依存脱却の試みと外交政策の展望」
    「日本からの対ポーランドFDI問題:1980年以降の変遷と今後の可能性」
    「ウクライナ鉄鋼業の展望」
    「ロシアの製薬産業と医薬品流通」
  • 2009年度

    「ベラルーシの政治体制の方向性をめぐる考察:世論調査による国民意識」
    「ロシアの民主主義制度改革と対OSCE外交の変遷:民主制度・人権事務所による選挙監視活動を巡る対立を中心に」
    「グルジア紛争考察:紛争の背景と民族独立」
    「ウズベキスタンにおける高麗人:「同胞」としての役割」
    「日本企業のシベリア鉄道利用輸送の可能性:歴史と将来への躍進に向けて」
  • 2008年度

    「中東欧における環境汚染とEUの環境政策」
    「ソ連の核開発 ---ソ連は、いかにして核保有国になったのか?」
    「移民発生要因の考察 ---チェコ共和国に滞在するウクライナ移民を事例に」
    「チェチェン分離運動の変容 ---二つの紛争を比較して」
    「現場」に見る北方領土問題 --- 現実的解決を求める声にどう応えるか」
    「フルシチョフ「平和共存外交」と日ソ交渉」
    「ロシア金融危機の真相と歴史的意義 --- バリュー・アット・リスクの観点から」
    「チェコに進出する日系製造業」
    「ロシア迂回パイプラインとロシア経由パイプライン ---BTCパイプラインとCPCパイプライン」
  • 2007年度

    「サハリン II 問題」から見えること ---ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か」
    「フォルクスワーゲンとシュコダの合弁がチェコの自動車業界に与えた影響」
  • 2006年度

    「現代ロシアの経済格差:下位所得者層と格差是正制度の機能」
    「チェコにおける大気汚染の問題と政策」
    「ロシアの企業集団とコーポレート・ガバナンス」
    「ロシアと女性労働者」
    「外国企業にとってのロシア市場の特徴」
    「アグロジョイントの活動とユダヤ人問題」
    「ウクライナ独立から15年:「オレンジ革命」は何を意味したか」
    「ロシアにおける女性労働と少子化:経済発展に伴う諸問題」
    「体制転換期ロシアにおける企業組織と企業行動」
    「大テロル期におけるスターリンとスターリン指導部」
    「中央アジアの水紛争:解決への展望」
  • 2005年度

    「ベラルーシとウクライナのナショナリズム考察」
    「体制転換期におけるユダヤ人の国外移住」
    「コムソモールの歴史とその帰結」
    「カスピ海周辺地域のエネルギー資源とその輸送問題をめぐる展開」
    「ブルガリアの歴史教科書におけるトルコ人の描写とトルコ人問題」
    「ユーゴスラヴィア形成過程におけるセルビア・クロアチアの政治的統合」
    「中央アジアの経済発展の可能性と日本のODAが果たす役割---カザフスタン、ウズベキスタンの事例」
    「ナゴルノ・カラバフをめぐるアルメニア・アゼルバイジャン民族紛争」
    「カザフスタン石油開発をめぐる外国投資環境の変化とその展望」
    「北東アジアのエネルギー情勢とシベリア原油パイプライン」
    「ウズベキスタンのイスラーム復興運動」
  • 2004年度

    「ロシアの対グルジア政策と米ロ関係」
    「体制転換期におけるロシアの教育政策改革---教育の市場化がもたらした矛盾点」
  • 2003年度

    「バルト三国におけるロシア系住民問題とその背景」
    「東欧3ヶ国における移行経済の比較研究」
    「ウクライナの対黒海外交政策の分析 ---BSECとGUUAM」
    「ロシアにおける産業政策の考察」
  • 2002年度

    在外研究のため卒業論文演習は開講せず。
  • 2001年度

    「現代ロシアの労働市場---移行期における潜在的失業の実態とその形成過程について」
    「ハンガリー「新経済メカニズム」の経験」
    「現代ロシアにおけるナショナリズム---ロシア人の意識の変化を中心に」
    「現代ロシアのマスメディアと民主化」
  • 2000年度

    「領土問題と対日ロシア外交の現在」
    「現代ロシアにおける非貨幣取引」
  • 1999年度

    「中等教育の理想と現実---1920年代のソビエト教育行政をめぐって」
    「ロシアにおけるIMF融資と経済政策」
    「ロシア内戦期の極東共和国におけるクラスノシチョーコフの役割」
    「ペレストロイカ期カザフスタンにおける民族間関係---アルマ=アタ事件の性質とその歴史的意義」
    「日本企業のロシア進出」
    「北方領土問題 ---「ニ島返還論」の持つ可能性」
    「「プラハの春」の功罪---チェコスロヴァキアにおける社会主義の改革運動とソヴィエトの社会主義」
    「環日本海経済圏におけるロシア極東地域の役割と可能性についての考察」
  • 1998年度

    「金融・産業グループにかける期待」
    「現代ロシアの社会政策」
    「中央アジアの開発援助」
    「カスピ海周辺地域におけるエネルギー政策と外交」
    「ソ連「停滞」期のアンドロポフとペレストロイカ」
    「ロシアとその周辺諸国---安全保障問題を中心に」
    「ソ連の社会主義国家建設の理念と政策」
    「「北方領土問題」と「日ロの経済交流」」
    「ロシア政府による投資促進のための諸政策と日本の対ロ投資」
    「ロシア連邦憲法における大統領権限とその執行をめぐる現状について」
    「バルト諸国におけるロシア人人権問題---国籍問題と対ロシア人政策」
    「ロシアの軍産複合体と軍民転換」
    「ロシア極東地域における漁業問題について」
    「教育のペレストロイカが目指したものとその後の影響---学校の「効率化」「民主化」「人間化」が残したものについて」
  • 1997年度

    「ロシア極東経済の研究---ロシア極東のエネルギー問題について」
    「第二次世界大戦後のソ連におけるユダヤ人問題」
    「ロシアの経済体制転換の問題点と今後の課題---民営化企業の企業内構造と経営の変化」
  • 1996年度

    「ロシアの広告の歴史とそのネップ期における可能性についての研究」
    「第二次世界大戦後のソ連社会」
    「辺境植民地におけるロシア人の問題---帝政期より革命期に至るトルケスタンを中心に」
    「ソ連祝祭の歴史---メーデーと十月革命記念日」
    「ロシアの脱社会主義化---賃労働関係の変容」
    「ロシアの投資環境」
    「社会主義経済崩壊後のロシアの現状分析---IMF及び世銀のロシア支援の影響とその結果」
    「国家と所属意識」
    「ロシアの市場経済化---企業行動の変化」
    「ロシアにおける起業家活動」
  • 1995年度

    「ロシア・ウクライナ関係におけるクリミア問題」

東京外国語大学鈴木義一研究室

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