2008年度 ドイツ語文学・文化研究


授業題目名:文学と翻訳1

開講時間

前期 火曜・3限

授業の目標

  1. 明治以降の日本語の歴史的コンテクストを特に念頭に置きながら「翻訳」の問題を考える。
  2. 文学の翻訳の実践的な場とする。

授業概要

前期の前半は、明治以降の日本語の形成と翻訳の問題を考察する。そういった問題を絡ませながら、後半は受講者の関心領域とリンクさせて、ドイツ語のテクストの翻訳をおこなう。

授業の計画

前半は、おもに明治以降の翻訳の展開、言文一致の展開を確認してゆく(明治・大正文学のテクストを多数参照)。
後半で扱うテクストは、受講者と相談する。(Silke Scheuermann, Reiche Mädchen. Goldmann, 2006 は扱う予定。)

成績評価の方法

授業への積極的参加

受講上の注意

後期の授業を履修することが望ましい。(後期の授業と組み合わせて開講される。)

教科書・参考書

柳父章『日本語をどう書くか』法政大学出版局
大島田人『資料 近代文章史』
Silke Scheuermann, Reiche Mädchen. Goldmann, 2006
その他、授業中に指示する。