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あいづちの打ち方
写真撮影@ライン5-11
宮武 なんか写真撮ります?。
肖 あっ(ね)、じゃ、撮りましょうね<軽く笑い>。
宮武 ね<笑い>。
肖 <撮りましょうか>{<}。
宮武 <写ってくださいよ>{>}。
肖 あっ、どうしよう。
宮武 じゃ(はーい)交代で。
肖 え、そうですね。
解説:
「そうですね」・「そうなんですね」など、終助詞「ね」を付けたあいづちは、相手の話の内容に同情や共感を示すような場合に用いられます。このやりとりでは、2人の友人同士で観光名所を背景に記念撮影をする際、どちらがどちらを撮ってあげるかに迷った後、宮武さんは「交代で」撮りあうことを提案します。肖さんはそれに共感を示し、「そうですね」とあいづちを打っています。また、強調の「なん」を挿入した形の「そうなんですね」という表現で、より同意・共感の度合いが強いことを示すこともできます。親しい間柄では、「そうだね」という表現を用いることができます。
写真撮影Aライン1-3
宮武 撮って、もらっちゃう?、誰かに<笑い>。
宮武 誰かにとってもらっちゃいましょうか。
肖 ですねー。
解説:
実際の会話では、上の「そうですね」の縮約形として、「ですね」というあいづちを打つこともあります。「そうですね」と言うよりは、やや気軽な印象を持ちます。
おみくじAライン35-38
謝 あっ、もうあれ、<引きましたか>{<}。
松本 <うん、下で、##>{>}。
謝 あーほんとー。
解説:
ややくだけた場面で親しい間柄で用いられるあいづちです。相手の発話内容に対する理解・共感を示します。
おみくじAライン93-96
松本 <悪い>{>}ことをしちゃー無駄になるよっていう。
肖 そうですねー、"願い事"、あー。
肖 "安心、油断大敵"。
松本 そうそうそうそうそうそうそうそうそう。
解説:
相手の発話内容に対する共感の度合いが非常に強いとき、「そう」を連続して用いることがあります。親しい間柄で用いられるあいづちです。
おみくじAライン117-122
松本 <笑い>ああ、でもやっぱさすが大吉はすべて。
肖 すべて,,
松本 うん。
肖 よし(謝:ふーん)、みたいな感じ。
松本 うん。
肖 あーでもやっぱり(木山: ふーん)、正しく、行いを<笑い>、正しい行いをしないと<いけないからそこは>{<}。
解説:
日本語では、相手が話している間にも、短いあいづちを打つことが多いです。これは、相手の話を聞いている、また相手の話を促す役割を果たしています。話し手は、自分が話している間に相手がまったくあいづちを打ってくれないと、何となく不安な気持ちになることがあります。ただし、小さな声で、相手の発話より大きくならない程度の声で打ちます。