大沼保昭「国際法学の国内モデル思考−その起源、根拠そして問題性−」と題された論文において展開された、国際法学における「国内モデル思考」についての議論が捉えた問題領域の広さを捉えつつ、その批判が持っていた意味を国際法学の文脈の中であらためて問い直す作業を行った。その上で、「国内モデル思考」論文が扱った題材を、さらにより広い視点の中で論じ直すための準備作業を行うことを試みた。
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