「マニアックな」イラン・中東政治入門

 

松永泰行(東京外大教員)

 

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            20240326日更新

 

 

 

「マニアックな」イラン政治 論考

 

・「現代的『イスラーム法』治国家の可能性―革命後イランにおける試行錯誤に関する一考察―」、森本一夫・井上貴恵・小野純一・澤井真(編)『イスラームの内と外から―鎌田繁先生古稀記念論文集』(ナカニシヤ出版、20233月)、第26 (pp. 524-539).

・「「イラン危機」は誰にとってのどのような危機か―通時的関係性の錯綜と境界―」松永泰行(編)『「境界」に現れる危機』(岩波書店、グローバル関係学第2巻、20212月)第4章 (pp. 87-108).

・「通時的関係性の錯綜から『危機』を分析する」酒井啓子(編)『グローバル関係学とは何か』(岩波書店、グローバル関係学第1巻、20209月)第2 (pp. 66-90).

・「上からの宗派主義化への抵抗―シーア派宗教国家下におけるクルド系国民とサラフィー主義―」酒井啓子(編)『中東の宗派問題』(晃洋書房、20194月)、第9 (pp. 227-244).

・「国境を越える紐帯の輪―革命防衛隊第九旅団バドルからバドル機構へ―」山岸智子(編)『現代イランの社会と政治―つながる人びとと国家の挑戦―』明石書店201811月)第2 (pp. 47-67).

・「あの「聖なる防衛」をもう一度か?イラン・イスラーム革命防衛隊のイラクの対「イスラーム国」戦争支援の背景」中東調査会『中東研究』524号(20159月)

・「イランにおける制度的弾圧と一般国民―抑圧的体制下の争議政治としての競合的選挙―」酒井啓子(編)『途上国における軍・政治権力・市民社会』(晃洋書房、20164月)、第13.

・「シーア派イスラーム革命体制としてのイランの利害と介入の範囲」、吉岡明子・山尾大(編)『「イスラーム国」の脅威とイラク』(岩波書店、201412月)、第7.

・「11期イラン大統領選挙を巡る国内政治過程―ロウハーニー当選の背景とその制度的意味合い―」中東調査会『中東研究』No. 518201310月)

・「イランにおける抗議運動―政治空間の変容と公的主張―」、酒井啓子(編)『中東政治学』(有斐閣、20129月)、第8.

・「イランの戦略文化と覇権問題原則的抗米姿勢と抑止力追及の背景」日本国際政治学会『国際政治』167号(20121月)

・「イランの国内情勢―平穏さの裏にあるテンション」、日本国際問題研究所『国際問題』No. 596201011月号)

・「イラク戦争後のイラン国内対立の激化―岐路に立つイラン・イスラーム体制と「改革路線」」、日本国際問題研究所『国際問題』20039月号(No. 522)(焦点:イラク戦争後の中東情勢)、pp. 35-49.

・「イスラーム政体における「統治の正当性」の問題に関する現代イラン的展開」、日本オリエント学会『オリエント』第44巻第2号(2001年)、pp. 87-103.

・「ホメイニー師以後のヴェラーヤテ・ファギーフ論の発展とそれを巡る論争」、日本オリエント学会『オリエント』第42巻第2号(1999年)、pp. 61-79.

 

 

その他 論考

 

・「第13期大統領選挙に顕れるイラン・イスラーム革命体制の諸問題」中東調査会『中東研究』No. 54320221月、特集:中東諸国の政治体制の諸問題)、pp. 20-29.

「ロウハーニー後のイランとバイデン政権―対イラン制裁とイラン核合意の行方―」日本国際問題研究所 『国際問題』No. 70220218月、焦点:アメリカの政権移行と中東国際関係).

・「紛争の断面図―宗派対立の虚像と実像―」西尾哲夫・東長 () 『中東・イスラーム世界への30の扉』(ミネルヴァ書房 20217)、第22章(pp. 248-256.

『イラン史』羽田正() YAMAKAWA Selection山川出版社、202012月(「イスラーム革命と現在」第5章第4節後半)、pp. 257-266.

・「緊張深まる米・イラン関係――対話による解決は可能か」岩波書店『世界』(世界の潮)20199月号88日発刊).

「イランにおけるメディアと政治―国家による情報統制と政治勢力による道具化―」中東調査会『中東研究』53520195月)、pp. 44-54.

「重層的文脈重視型『グローバル関係学』の視座―その確立のための予備的議論―」文部科学省科学研究費助成事業 新学術領域「グローバル関係学」オンライン・ペーパー・シリーズ No. 220189月).

・「トランプ政権とイラン核合意の行方―米国単独離脱とその影響―」日本国際問題研究所『国際問題』No. 67120185月)、pp. 5-16.

「時評 イランの核合意・制裁解除―その意義、背景と余波―」歴史学研究会『歴史学研究』20169月号, pp. 17-21, 54.

・「エジプト政変をどう考えるか―比較政治の視座から」、酒井啓子(編)『〈アラブ大変動〉を読む―民衆革命のゆくえ』(東京外国語大学出版会、20118月)、第3.

・「(書籍紹介)Mohsen Kadivar著、Haqq al-Nas: Islam va Hoquq-e Bashar(『人々の権利―イスラームと人権』) (Tehran: Kavir出版、2008)」、『オリエント』53(2)2010年)

・「内部からの体制変換へ―ハーメネイー最高指導者の選択とその帰結―」、中東調査会『中東研究』No. 505200910月、特集:激動イランの行方)

・「危機に瀕するイスラーム法学者の統治」、アジア経済研究所『ワールドトレンド』第169号(200910月、特集:イラン―革命から30年目の危機)

・「中東政策:引き継がれるイラン・アメリカ対立の構造的要因」、岩波書店『世界』第78720092月)号

・「対中東政策とイスラーム復興主義―冷戦期からポスト911期へ―」、森孝一・村田晃嗣(編)『アメリカのグローバル戦略とイスラーム世界』(明石書店、20091月)、第5

「イランの核問題と保守派政権」日本国際問題研究所『国際問題』No. 553200678月号、pp. 42-49

・「序論 国際政治のなかの中東―研究の視座と課題―」日本国際政治学会『国際政治』141号(20055月)

・「体制内改革の「失敗」とイラン・イスラーム共和国体制基盤」、酒井啓子・青山弘之(編)、『中東・中央アジア諸国における権力構造―したたかな国家・翻弄される社会―』(岩波書店<アジア経済研究所叢書1>、20053月)、pp. 145-175.

・「革命後イランにおける「ナショナル・アイデンティティ」―イラン・ネイションの「イスラーム革命」」、酒井啓子・臼杵陽(編)、『イスラーム地域の国家とナショナリズム』(東京大学出版会<イスラーム地域研究叢書>第5 20052月)、pp. 105-124.

・「試される「デモクラシー」―イラン・イスラーム共和国とブッシュ政権」、国立民族学博物館地域研究企画交流センター『地域研究』第6巻第1号(20044月)、 pp. 109-118.

・「イランの地方行政制度と新州設立をめぐる政治プロセスの動態」、伊能武次・松本弘(共編)、『現代中東の国家と地方(II』(2003年1月、日本国際問題研究所 [JIIA研究 7])、 pp. 27-52.

・「イスラーム体制下における宗教と政党―イラン・イスラーム共和国の場合」、日本比較政治学会年報第4号(『現代の宗教と政党―比較の中のイスラーム』)、2002年、 pp. 67-95.

「イラン・イスラーム共和国における選挙制度と政党」日本国際問題研究所(研究報告書)『中東諸国の選挙制度と政党』(20023月)

 

 

ブログ

 

・「11期国会選挙アナリティクス (2020)

・「第12期大統領選ブログ(2017)

・「イランは地域覇権を追及しているのか?」大西洋評議会IranInsight2016412日)

 

インタビュー

・テヘラン・タイムズ:インタビュー2021315日):国際紛争の背景、中国の台頭など。

・日経新聞(2020219日「複眼」):米・イラン対立に関して。

対論インタビュー(共同通信、201988日):ホルムズ海峡の安全確保に関する有志連合への参加の是非に関して。

・「熱風」(スタジオジブリ)20165月号(「イランとアメリカの核合意が世界にもたらすもの」)

 

 

その他 

Basra, 1991湾岸戦争・インティファーダから30を機に再リリースしました)

 

 

最近の活動

・イスラエル・ガザ紛争について一文書きました(2024314日)

・イスラエル・ガザ紛争に関しNHKの日曜討論に参加しました(2024218日)

・イスラエル・ガザ紛争に関し朝日新聞国際面に談話が掲載されました(202415日)

・テヘラン大学世界学部を訪問しました(20231120日)

・調査出張でイランに行ってきました(202311月)

・イスラエル・ガザ紛争に関し朝日新聞国際面に談話が掲載されました(20231016日)

・イランの外交政策に関する講演会で討論者を務めました(2023829日)。

・北アイルランドのクィーンズ大学ベルファストで開催された世界国際政治学会分科会の研究集会に参加しました(202361日)。

G7サミットの取材で来日中のVOA Farsi のアンカーのインタビューを大学内で受けました(2023521日)。

・「イラク戦争から20年:イラク、中東、アメリカ、国際社会はどう変わったか」シンポジウムに報告者として参加しました(2023310()、東京大学駒場キャンパス)。

・中東調査会主催の朝食会でイラン情勢について講演しました(2022922日)。

・調査出張でイランに行ってきました(20229月)。

・イランのIQNA通信にインタビューが掲載されました(2022713日)。

・日本エネルギー経済研究所中東研究センター8回情勢分析報告会」で講師(「イランを巡る国際情勢とイランの対応」)を務めました(2022317日)。

・中東調査会主催の中東情勢オンライン講演会(「ライースィー政権下のイラン―課題と展望―」)に講演者として参加しました(202222日)。

12 JIIA-IPIS Roundtableに討論者として参加しました(2022119日)。

<国問研ウェビナー 915>「アメリカの政権移行と中東国際関係」を論じる(最新のアフガン情勢の影響も議論)に参加しました。

・テヘラン・タイムズのインタビューを受けました(2021315日)。

・フランシス教皇のイラク訪問とスィースターニー師との会見について、IQNA通信社サイトでコラムが掲載されました(202138日)。

・岩波叢書「グローバル関係学」シリーズ刊行開始記念Book Launch Series 7: 第二巻『「境界」に現れる危機』を語るを開催しました。<動画>

・ウェブ・セミナー「バイデン米政権下で中東情勢はどうなるか(中東木曜フォーラム)に参加しました(2021121日)。[録画]

・イランの防衛省の研究所長暗殺に関しイランのIQNA通信社のインタビューを受けました(20201128日土曜日IQNA英語版; IQNAペルシア語版)。

UAE・イスラエル合意に関し朝日新聞の取材を受けました(2020815日「耕論」)。

・米・イラン対立に関し日経新聞の取材を受けました(2020219日「複眼」)。

・第11期イラン国会選挙関連のデータ(基礎データ、候補者リスト、ポスター、分析等)をアップロード始めました(2020217日)日本語版

・中東木曜フォーラム1月勉強会に講師として参加しました(2020116日)。

・イランでのウクライナ航空機撃墜後の若者の抗議活動についての談話が日経新聞電子版に掲載されました(2020114日夕)。

・都内の中東情勢に関する研究会で講師を務めました(202019日)。

・イランの報復攻撃に関し、談話が掲載されました(202019日朝刊:日経新聞読売新聞)。

・アメリカによるソレイマーニー・イラン革命防衛隊司令官暗殺に関して、朝日新聞に談話が掲載されました(202014日朝刊国際面)。

・ロウハーニー・イラン大統領訪日の成果に関して、イランの独立系ニューズサイトFaratabのインタビューを受けました(20191228掲載)。

・ロウハーニー・イラン大統領訪日に関して、読売新聞に談話が掲載されました(20191221日朝刊11面)。

・米・イラン拘束者相互解放に関し、日本経済新聞の取材を受けました(2019129日)。

・シカゴで開催された Social Science History Association 年次大会に参加してきました(2019112123日)。

・イランの独立系ニューズサイトAsr-e Iran インタビューを受けました(2019810日付)。

・ホルムズ海峡の安全確保に関する有志連合への参加の是非に関する対論インタビューを受けました(共同通信、201988日)。

・岩波の月刊誌『世界』9月号に短い論考を書きました(201988日発売)。

中東調査会主催の中東情勢講演会で米・イラン関係について話をしてきました(2019719日(金)、於日本記者クラブ「会見場」)。

母校(久留米大学附設高校)の同窓会総会で「昨今の中東情勢と日本」という題の講演をしました(2019714日、於ソラリア西鉄ホテル福岡)。

国際宗教社会学会の2019年次大会(於バルセロナ大学)に出席してきました(201971112日)。

・安倍首相テヘラン訪問、オマーン湾タンカー攻撃に関し各社の取材を受けました(The Japan Times, The Straits Times, 時事通信、共同通信、日本テレビ、朝日新聞Radio Farda, The Straits Times201968日〜14

・イラン政治・国際研究所所長、テヘラン大学政治学教授が基調講演を行った「中東におけるイラン:外交政策と展望」セミナーに討論者として参加しました(201949日)

・ロンドンのイスマイール派研究所とAga Khan Universityを訪問し、パネル・ディスカッションに参加してきました(2019315日)。

特別ワークショップ「イラン革命から40年―何が変わり、何が実現したか―」2019210日(日)15:00-18:00、東京グリーンパレス「ばら」、東京都千代田区二番町2番地/有楽町線麹町駅5番出口徒歩1分)に報告者として参加しました

NHKラジオ第1Nラジ 特集一本勝負)で対イラン米国単独二次制裁発動の背景と影響について話をしました(201888日)。

・調査でイランに行って来ました(20186月)。

・「グローバル関係学」シンポジウム「緊張高まる中東:イラン、イラク、レバノン、イスラエルの今を分析する」2018530日、於明治大学)に参加しました(動画)。

「トランプ政権とイラン核合意」をめぐる研究会に講師として参加しました(2018530日)。

・府中市生涯学習センターにイランの話をしに行きました(「国際理解を深めるリレー講座〜中東の現在」2018220日(火曜)「第5回:対米関係を含むイラン情勢」)

・英国オックスフォード大学で開催された中東のナショナリズム、宗派主義、エスニック・宗派動員の問題を再考する学術会議に報告者として参加しました(2018126-28日)

AA研のベイルート事務所で、トルコとイランにおける再世俗化について比較歴史分析の視座から再世俗化について検討する第2回目の国際ワークショップとラウンドテーブル・セッションを開催しました(20171126-27日)

・テヘランでの国会襲撃事件に関しインタビューを受けました(「ISからの宣戦布告に等しい」毎日新聞、201768日朝刊9面)

・イラン大統領選挙結果の中東情勢への影響についてインタビューを受けました(「中東の安定は米国が左右」朝日新聞、2017524日朝刊8面)

・イラン大統領選挙過程に関し、コムとテヘランに現地調査に行ってきました(201753日〜7日)

・イラン大統領選挙についてインタビューを受けました(「穏健派・改革派にとり生き残りをかけた重要な選挙」毎日新聞、2017422日朝刊9面).

・チュニスで開催されたアラブ憲法学会主催の「宗教と国家」国際会議に報告者として参加して来ました(2017324日)

AA研で比較歴史分析の視座から再世俗化について検討する国際ワークショップを開催しました(2017217日)

中東研究日本センター(ベイルート)での会議参加でレバノンへ出張してきました(20161129日)。帰路、調査でコムに行きました。

・イラン外務省付属政治国際研究所での会議への出席のためイランへ出張してきました。ついでに行ったブック・フェアで旧知の知人からインタビューを受け(201657日)、国会図書館サイトに掲載されました。

・スタジオジブリの雑誌(「熱風」)のイラン特集号(5月号)のインタビューを受けました(「イランとアメリカの核合意が世界にもたらすもの2016413日インタビュー、510日発行、pp. 5-30)。

・ワシントンDCに行ってきました(大西洋評議会での日本のエネルギー・中東政策に関するパネルディスカッションに参加しました)2016310日.インタビューはこちら。

・対イラン制裁解除(包括合意「実施日」到達)についてインタビューを受けました(<考論>「外交手段で解決、大きな意義」朝日新聞、2016118日朝刊7面).

・近所のICUで開催された研究大会に参加しました(「宗教と人間の安全保障」パネル20151213.

2度目の来日となったフェイラヒー師らが講師の講演会でモデレーターを務めました(「中東の過激派対策におけるイランの役割〜可能性と障壁について」20151126.

・イランに行ってきました。広大吉村先生とタジュリース広場近辺を散策しました。201510.

・イラン核合意 最終合意で談話が掲載されました(朝日新聞、2015715日朝刊11面)

・(ひたすら喋り続ける)エスポズィット氏も来ていた、シドニー大での会議に参加してきました(Cultures of Freedom and Contending Visions of Justice and Governance201549日.

 

 

© Yasuyuki Matsunaga 2018