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外国語教育学研究、言語教育基礎 †
324教室 †
講義題目(和文) †
- CEFRに準拠した新しい外国語教育:理論と実践
- CEFR-based foreign language teaching: theory and practice
授業の目標 †
- 本講義は Super Global University (SGU) の特設科目およびキャリア・アップ・プログラムの全専攻共通科目である。
- 世界で拡充しているヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)を活用した新しい外国語教育の手法を学び、諸君の学ぶ当該言語の最新の教育手法を学んで、将来外国語を使って活躍してもらうためのスキルを身につける。
- CEFRをヨーロッパの言語のみならずすべての外国語の学習・教育・評価に共通に利用して統一的なカリキュラムと評価を行うためには、どのような理論的枠組みの理解、言語材料の整備、教材・タスク・テストの開発などが必要かを総合的に論じる。
授業の概要 †
- CEFRの基本的な理念と主要な概念の構造および中核となる can do ディスクリプタの作成とリストの妥当性検証に関して基本的な理解を深めてもらう。同時に、A1からC2までの言語能力レベルに関して、感覚を養うための familiarization のトレーニングも持つ。それをもとに各個別言語ではどのようなレベル別特徴が想定されるかを言語ごとに学生にレポートしてもらう。その際に、克服しなければならない問題点、言語ごとに利用できる言語リソース(学習材、語彙表、辞書、コーパス、など)の整理を行う。
授業の計画 †
- 4月12日:
- イントロダクション:CEFR-J x 27 プロジェクトの背景
- CEFR とは何か?
- 4月19日:
- 4月26日:
- CEFR の基礎理念(2):レポーター制(※原典を必ず読んでください)
- 行動中心主義(2.1) 〔 小藤 〕 テキスト Q2
- 共通参照レベル(2.2) 〔 山本 〕 テキスト Q6
- 言語教育・評価の理念(2.3 & 2.4) 〔 尾崎 〕 テキスト Q9
- 5月10日:
- CEFR の基礎理念(3):
- 共通参照レベル(3.1-3.3) 〔 田村 〕 テキスト Q6
- can do ディスクリプタの特徴(3.4-3.5) 〔 久保田 〕 テキストQ4/18
- CEFRレベルの内容一貫性(3.6) 〔 コランタン 〕
- ディスクリプタの利用法(3.7-3.9) 〔 ペイトン 〕
- CEFR のレベル感覚を磨く(1):sorting exercise とディスカッション
- 5月31日:休講(学会出張)
- アクティブ・ラーニング(1):CEFTrain の演習とレベル判定のずれの原因のレポート
- 6月7日:
- CEFTrain レポートの振り返り
- CEFR のレベル感覚を磨く(2):can do ディスクリプタを書いてみる
- CEFR-J とは何か? 〔喜多田〕 テキスト Q17
- CEFR-J における can do ディスクリプタの作成と妥当性検証 Q20〔 川本 〕 Q21 〔 ペイトン 〕Q22 〔 ーー 〕Q23 〔 松枝 〕
- CEFR-J の関連リソースの整備:CEFR-J Wordlist の整備 〔 尾崎 〕 Q25
- アクティブ・ラーニング(2):各言語の学習語彙表調査
- CEFR-J 文法プロファイルの整備手法
- 各言語の文法の難易度レベルなどの現状レポート
- CEFR-J テキストプロファイルの整備手法
- まとめとディスカッション
成績の評価 †
- CEFR 関連の文献資料の購読内容の理解度チェック 20%;アクティブ・ラーニングの課題 20%;授業時の課題の取り組み(含む発表) 30%;期末レポート 30%
事前学習等 †
- CEFR 関連の文献を PDF で配布し、毎回の授業で読む部分を指定するので予習しておくこと。
授業上の注意 †
- SGU CEFR-J x 27 プロジェクトに貢献してくれる人材の養成も目的の1つとなっている。自分の言語で CEFR 基準で教育・学習・評価を行う、という課題設定をもって臨んで欲しい。将来は授業を取る以外に、プロジェクトのために活躍してもらえる人材を輩出したい。
テキスト †