中級講座・読む
近い谷
補助記号の説明

아침부터 하늘이 흐리더니 봄비가 내린다. 어제 모종한 고추를 심어서 잘된 일이지만 뿌리로 내려가기엔 너무 적어서 돌만 적시고 있었다. 우산을 가져가래도 마다더니 새벌은 가방을 메고 마당으로 나서며 단비야,소리쳤다. 뒤따라 나서던 단비는 제 이름을 불러대는 동생에게 눈을 흘겼다.

“단비가 오잖아. 누나 이름 부른거 아냐”

“신경 쓰지 마. 난 약 안올랐어”

단비는 새침하게 대꾸하면서도 비오는것이 신기한지 한손을 뻗어 만지려 했다.

“오늘 좀 아팠으면 좋겠네. 공부 안하고 양호실 하얀 침대에 누워 있고 싶어”

“토요일이라 빨리 끝날텐데 그래”

윤희는 아이들의 짓거리가 우스워서 어서 가라고 손’짓하고 등을 돌렸다. 윤희가 어릴 땐 비만 오면 땅에 지렁이가 몰려 나와 비라면 질’색이었다. 젖은 땅에서 고무줄도 못뿐더러 짓궂은 사내애들이 지나가면서 웅덩이 물을 박차 옷을 버리기도 했다. 윤희가 비를 음미하게 된것은 어른이 되고부터,말하자면 인생의 쓴 맛을 알고부턴데 단비는 어쩐 일인지 아이가 비를 몹시 탄다. 언젠가는 엄마 난 죽으면 비가 되고 싶어요,하더니 비 오는 날 미친 여자가 학교앞을 오락 가락 하며 날궂이하는걸 본 뒤론 비는 마음을 이상하게 만들어요,말했다.

出典:강석경가까운 골짜기』(民音社,1996) pp.120~121

 語 義 
흐리다  曇る
I-더니  …していたが。 → 分析
모종하다  苗を植える。
적시다  濡らす。
마다다  嫌がる。
-(+母音語幹)/-(+子音語幹)  《話》…よ。呼びかけに用いる。
뒤따르다語幹)《III뒤따라-  後に続く。
(再帰代名詞)  自分の。
흘기다  横目でにらむ。
단비  恵みの雨,慈雨(달다の連体形 )。
신경쓰다  気を使う,気にかける。
오르다変)《III올라-더니  しゃくに障る。
새침하다  つんと澄ます。
대꾸하다  言い返す。
뻗다  伸ばす。
III-ㅆ으면 좋겠다  …したらいいのに。
양호실〈養護室〉  保健室
-이라  (-이다 の第III語基形)…だから。
II-텐데 그래  《話》…するだろうに。그래그러다体で,若干の強調を表す。
짓거리  ふざけること,じゃれること。
우습다変)《III우스워-  可笑しい。
  手振り。
지렁이  みみず。
색이다〈窒塞――〉  うんざりだ。
고무줄  ゴムひも,ゴム跳び。
II-뿐더러  …のみならず,…ばかりか。「II-]⌒아니라」と同じ意味。
짓궂다  意地悪だ。
사내애  男の子。
웅덩이  水たまり。
박차다  蹴飛ばす。
음미〈吟味〉
I-고부터  …してから(ずっと)。
말하자면  いうなれば,いわば。
알고부턴데  知ってからだが(알고부터 + -인데)。
어쩐 일인지  どういうわけか。
-/-타다  (…に)気分が左右される。
오락 가락 하다  行ったり来たりする。 → 分析
날궂이  天気が悪くなるように呪文を唱え祈る忠清道の風習( 日 + 궂다 悪い)。 → 分析
I-게 만들다  …にする(使役)。「I-게 하다」と同じ。
 分 析 
I-더니  …していたが

--」という形は多くが回想法を表すが,これは話者の経験・体験を語る回想法とは異なる。一定期間行なわれていた動作や状態の途中で,別の動作・状態に移行することを表し,日本語では「…していたが」「…していたので」などと訳される。

  • 한참동안 가만히 있더니 갑자기 큰 소리를 쳤다. ずっと押し黙っていたが,急に大声を張り上げた。
  • 하얀 연기가 나더니 비행기는 급속히 고도를 낮추었다. 白い煙が上がったかと思うと,飛行機は急速に高度を下げた。
오락 가락 하다  行ったり来たりする

互いに対になる動作を表す2つの動詞を用いて「II- II-락 하다」とすることによって「…したり…したりする」という反復動作を表す。動詞によっては「II-ㄹ락」の形をとることもある。後ろの動詞に「말다(やめる)」を用いて「II-락 말락 하다」とすると「…したりしなかったりする,…しそうでもあり…しなさそうでもある,…しそうでしない」という意味になる。

  • 오르락 내리락 하다 昇り降りする,들락 날락 하다 出入りする
  • 오락 말락 하다 降りそうで降らない,보일락 말락 하다 見えそうで見えない

似た表現として「III-ㅆ다 III-ㅆ다 하다」がある。

  • 왔다 갔다 하다 行ったり来たりする,굽혔다 폈다 하다 曲げたり伸ばしたりする
  • 했다 말았다 하다 したりやめたりする,먹었말 았다 하다 食べたりやめたりする
날궂이

-は用言から名詞を作る接尾辞。「名詞+用言-」という形式が少なくなく,語の構成からすれば日本語の「名詞+動詞連用形」と似ている。用言は子音語幹,語幹である。生産性は低く,自由に作れるものではないらしい。

  • 달맞 月見 ( 月 + 맞다 迎える),하루살 その日暮らし (하루 一日 + 살다 生きる),길잡 道案内 ( 道 + 잡다 捉える)

用言から名詞を作る接尾辞としては他に,道具を表す「-/-」がある。

  • 翼 (날다 飛ぶ), 覆い (덮다 覆う), 背負子 (지다 背負う)
 日本語訳 

朝から空が曇っていたかと思うと,春雨が降る。昨日唐辛子の苗を植えてよかったが,根っこまでしみわたるにはあまりに少なく,石だけを濡らしていた。傘を持って行けと言っても嫌だと言って,セボルはかばんを担いで庭に出てタンビ,タンビと叫んだ。後に続いて出てきたタンビは,自分の名前を呼びまくる弟を流し目でにらんだ。

「恵みの雨が降っているじゃん。お姉ちゃんの名前を呼んだんじゃないよ」

「気をつかわなくていいよ。わたし,平気だから」

タンビはすまして言い返しながらも,雨が降るのが珍しいのか,片手を伸ばして触ろうとした。

「今日,体調がちょっと悪かったらいいのに。勉強しないで保健室の白いベッドに寝ていたいわ」

ユニは子供たちのじゃれ合いがおかしくて,早く行けという手振りをして背を向けた。ユニが小さいときは,雨さえ降れば地面にみみずがわき出て,雨といったら憂鬱だった。濡れた地面でゴム跳びもできないばかりか,意地悪な男の子たちに通り過ぎざまに水たまりのい水を蹴り跳ねられて,服を捨てたこともあった。ユニが雨を楽しむようになったのは大人になってから,いうなれば人生の苦水をなめてからだが,慈雨はどういうわけか子供が雨に色めきたつ。いつだったか,お母さん,私は死んだら雨になりたい,と言っていたが,雨の降る日に狂った女が学校の前を行ったり来たりして雨乞いするのを見てからというもの,雨は心を変にするの,と言った。


     目次