2017年11月9日、講義棟101教室にて、国際日本学研究院の2017年度連続講演会第3回が開かれました。今回は、NPO青少年自立援助センター、定住外国人指定支援事業部責任者の田中宝紀氏をお迎えして、標題の講演が行われました。
現在日本には、日本語指導が必要な外国ルーツの子どもたちが4万3千人いると言われています。今回のご講演では、社会的及び言語教育的な角度から、外国にルーツを持つ子どもたちの問題をとりあげ、氏のNPO法人での教育活動の報告や、現場だからこそわかるこれからの課題などを知ることができました。本研究院の春名講師による、政治学や社会学の視点からの質問がなされ、幅の広い議論となりました。外国ルーツの子どもたちというテーマへの関心や、田中氏の発信力の高さもあって、130名を超える参加者が集まり、質疑応答も活発に行われました。