国際日本学

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教員インタビュー

ミカエル・リュケン Michael Lucken

役職/
Position
大学院国際日本学研究院 元特別招へい教授
研究分野/
Field
美術史

【English Page】

Q1. ご自身の研究内容について簡単にお教えください。

A1. 現在、異なる二つのテーマに取り組んでいます。一つは、20世紀の日本における古代ギリシャの受容のあり方、特に芸術と美学の分野での受容のあり方。もう一つは、中井正一『美学入門』の翻訳です。

Q2. 東京外国語大学では学生に対してどのような講義をされていますか。

A2. 2018年7月に、夏季集中講義("Creativity and Imitation in Modern (Japanese) Culture")を行いました。二つの到着点を決めていました。第一に、日本人は模倣者(imitators)だという固定観念を、歴史的観点から説明すること。第二に、3本の映画を徹底的に吟味することで、創造と模倣の間にある対立とは人為的な性質であることを、学生たちに体験してもらうことです。

Q3. 国際日本専攻は、日本発信力の強化に力を入れる方針をだしています。このためには、何が必要と思われますか。

A3. 私が提案するのは、とりわけ、翻訳と学会の開催です。(TUFSにおいては、 今福龍太の『クレオール主義』や『群島-世界論』といった著作を英語やフランス語に翻訳することから始めるといいと思います)

Q4. 東京外大および学生に対してどのような印象をお持ちですか。

A4. TUFSは、教育するにも研究するにもとても素晴らしいところですね。私のクラスにももう少し学生が参加していれば良かったですが。

Q5. 海外からみて、日本のいいところ、足りないところ

A5. この質問はちょっと広すぎてなかなか意味がないですね。

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