国際日本学

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教員インタビュー

タイモン・スクリーチ Timon Screech

役職/
Position
大学院国際日本学研究院 元特別招へい教授
研究分野/
Field
日本近世文化・美術

【English Page】

Q1. ご自身の研究内容について簡単にお教えください。

A1. 東京外国語大学にいる間、私は「日本における英国東インド会社、1613-23」という主題で原稿を執筆しています。私はこれを日本を離れる前に完成させるつもりです。

また、『オックスフォード・ヒストリー・オブ・ジャパン・アート』の原稿も執筆しています。

Q2. 東京外国語大学では学生に対してどのような講義をされていますか。

A2. 私が教えているのは、江戸時代の美術(主に絵画)の概観についてです。また、講義の一環として、2カ所外部(小石川後楽園と国立博物館)へ行きました。

Q3. 国際日本専攻は、日本発信力の強化に力を入れる方針をだしています。このためには、何が必要と思われますか。

A3. 「日本発信力」をアシストするために外国人を用いることにはちょっとした問題があります。学生たちはとてもよく聞く姿勢を持っていますが、話すことに関しては及び腰です。私のせいでもあるのでしょうが、この先、授業は講義形式でなく、意見交換ができるようなゼミ形式となるべきでしょう。

Q4. 東京外大および学生に対してどのような印象をお持ちですか。

A4. 私のクラスには3人しかTUFSの学生がおりませんし、そのうちの一人は留学生でもう一人は聴講生です。他に一般聴講生が二人います。

学生たちはとても静かで、全く発言をしません(留学生を除く)。思うに、何人かは授業内容を理解しづらいのかもしれません。おそらく学生たちは江戸美術史とは自分たちにとって簡単に理解できるに違いないと思っているのでしょうが、実際にはそうではないということがわかっていないのかもしれません。

Q5. 海外からみて、日本のいいところ、足りないところ

A5. この質問は広すぎて答えにくいですね。私は日本の効率的な所を評価していますが、必要以上に複雑に見えることも多々あります。システムはそれ自身の用語で動くものです。すべての機械がきちんと動きますね(イギリスとは違って)。

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