趣旨

設立趣旨

国際化の進展にともない、必要な外国語が多様化し、日本でもいろいろな外国語の教育が必要となりました。そしてそれらの言語を教育できる外国語教員が求められています。2002年からは小学校での外国語教育も可能になります。しかし、日本での外国語教育や外国語教員養成は必ずしも十分なものではありません。そこで、各外国語の教員が共に手を取り合って、これらの研究にあたることにより、日本の外国語教育を改善し、発展させる必要があります。
 各外国語では言語は違っても、共通する問題も多く、互いに協力しあって研究することは有意義なことと考えられます。これまで、英語教育と他の外国語教育との連絡はなく、また英語以外の言語ではほとんど言語教育学会をもたないのが実情でした。そこで、外国語教員に研究や研修の機会と場を与え、外国語教育を総合的、体系的に研究するのが本学会の役割です。

伊藤 嘉一(外国語教育学会名誉会長、東京学芸大学名誉教授)

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