第4回 10月31日(火)
「コーパスから探る英語話者の世界の見方」

   講師:大谷直輝 東京外国語大学講師

 電子化された言語データの総体であるコーパスには、現実に使用されるありのままのことばの姿が現れます。コーパスに現れることばの姿は、学校で教えられる規範的な文法とはかなり異なることもあります。また、コーパスに収集されている言語データは、言葉の使用者である私たち人間が世界をどのようなものとして捉えているかの手掛かりにもなります。
 本講座では、英語の大規模コーパスの一つであるThe British National Corpusを用いて前置詞、形容詞、句動詞などの基本的な文法事項を見ていきます。英語の母語話者の意識的・無意識的な言語の使用を数値化することで、英語の話者が世界をどのようなものとして捉え、どのような言語形式を用いて認識した世界を表しているかについて考えていきたいと思います。


 

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