第5回 11月10日(火)
「インドネシア語を学ぶことと教えること」

   講師:降幡 正志 東京外国語大学 准教授

 インドネシア語は、2億5千万もの人口を抱えるインドネシア共和国の国語・公用語です。けれども、フォーマルなインドネシア語と話しことばとの違いの大きさ、数百にも及ぶ地方語の存在など、国内の言語状況は実に多様であり、インドネシア語を学んだり教えたりする中で、このような状況をどう考慮するかも一つのポイントとなります。
 現在、日本では多くの機関でインドネシア語を教えています。日本人(日本語話者)を対象として教える際には、フォーマルなインドネシア語を念頭に置き、また日本語(あるいはそれに加えて英語)との対照という面からアプローチすることが一般的ではないかと思います。今回は、「学ぶ」という観点からインドネシア語の特徴を説明するのに加え、「教える」という立場から、どのようなことが面白く、どのようなことが難しいかといった点についても焦点を当ててお話ししたいと思います。


 

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