第3回 10月20日(火)
「フランス語を通して見える「世界」」

   講師:秋廣 尚恵 東京外国語大学 講師

 カール大帝の有名な言葉に、「1つの外国語を知っているということは、もう一つの魂を持つことである。」(Avoir une autre langue, c’est posséder une deuxième âme) とあります。言い換えるならば、「1つの外国語を学ぶということによって、もう1つの別な視点から、世界を見ることができる」ということになるでしょう。本講義では、受講生の皆さまとご一緒に、フランス語を通して見える新しい「世界」の旅にでかけたいと思います。
 まず、世界地図を片手に、フランス語を話す地域を眺めてみます。フランス語が話されている地域は数多くあります。フランス語が各地で見せる多様な姿、それぞれの社会での役割、他の言語との接触を概観します。
 次に、フランス語で用いられる幾つかの基本的な表現や語彙をとりあげながら、フランス語がどのように「現実世界」を表現しているのか、さらには、そうした表現を使うことによって、話し手が「現実世界」にどのように働きかけているのか、といった問題を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。


 

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