第1回 10月9日(火)
「日本語と似て非なる言語〜ビルマ語〜」

   講師:岡野 賢二 東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授

ビルマ語は「日本語とよく似た言語」としてよく(?)知られています。基本語順などの類型的な特徴は驚くほどよく似ているといえるでしょう。しかしよくよく観察していくと、異質な部分も少なくありません。

外国語を学ぶとき、多くの場合は「あまり似ていない」部分をわきまえつつ、実は共通している特徴を見出していくというプロセスをたどります。しかし日本語母語話者がビルマ語を学ぶとき(逆もまたしかりですが)、両言語があまりに似ているがゆえについつい「気楽に」接してしまい、異なる部分になかなか目がいかないものです。実はそこに怖い落とし穴が待っているかもしれません。
 

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