留学生からひとこと
 


トルコからの留学生のコメントです。

■エルジャン・エルさん(1997年度)

アンカラ大学日本語学科について

 トルコの首都アンカラにある,トルコで最初に創設された大学の一つであるアンカラ大学は,以前からあった法学部,言語歴史地理学部,医学部,科学部が1946年にまとめられて作られました.アンカラ大学にはおよそ5万人ぐらいの学生と職員がいます.言語歴史地理学部に日本語学科が作られたのは,1985年のことです.学部には40語学科がありますが,日本語学科は入学試験で点数が一番高い学科です. 

 トルコの大学入試はセンター試験制です.4月に第一次試験が行われ,結果を基に志望学科による,2次試験が行われます.学生たちは18希望まで記入ができ,とった点数によって大学がきまります.

 現在,日本語学科には100人以上の学生がいて,毎年20人の新入生が入ってきています.難しい日本語の中でも,特に漢字が難しいという理由で,学校を辞める学生もいます.学生たちの専攻は日本語で,カリキュラムの中に経済学や経営学などはなく,それらを履修することができないため,日本語や日本文化について主に勉強しています.卒業すると,研究者になるよりも,日本の会社と合弁しているトルコの大財閥,サバンジの様な大きな会社で働きたい学生が多いです.しかし,少数の学生しかこういった仕事には就けません.実際は卒業すると,観光やガイドの仕事に就く学生が多いです.もちろん,日本語と全然関係ない仕事をする学生もいます.

 5年前からカイセリにあるエルジエス大学とチャナッカレ3月18日大学に日本語学科が設けられました.どの大学の学生たちも,日本人と話す機会の少なさに不満を持っています.留学する学生もいますが,少数です.アンカラ大からは毎年いろいろな奨学金で5,6人が日本に留学にきています.1997年8月にアンカラ大学と東京外国語大学の間に「大学間交流協定」が締結され,この結果国費による留学生の交換が可能になりました.私は第一号の国費留学生として1997年11月から東外大で勉強しています.

 私は1993年にアンカラ大学日本語学科に入学しました.私が日本語学科を選んだのは,入学試験の前の日,友達に無理矢理選ばせられたという偶然からです.しかし日本語学科に入ってよかったと思います.なぜなら,奨学金を受けて日本に来ていろいろな環境の人と知り合う機会を得たからです.ここに留学に来ている現在,鎌倉時代についての卒論を執筆しています.トルコに帰ってからは,日本に関係ある会社で働くか,あるいは研究者になりたいと思います.

 外国語を習得するには実際,その国に行くのが一番ではないでしょうか.
 

■ムスルメ・ゴザルさん(2006-7年度/アンカラ大学からの交換留学生)のメッセージ

☆まずはトルコ語で

Ben Müslüme Gozalu.

Ankara Üniversitesi'nden değişim öğrencisi olarak geldim. Türkiye'de 3. sınıfı bitirip 4. sınıfa geçtim. Döndüğümde bir sene okuduktan sonra mezun olacağım. Burada zamanımı mümkün olduğunca iyi kullanmak istiyorum. Bir yandan Japoncamı geliştirirken, bir yandan da insanlarla dostluk kurmak istiyorum.

Japon dilini öğrenirken kültürnü de öğrenmek benim için çok önemli. O yüzden zamanım oldukça kulüplere katılmak istiyorum. Japon kültürünüe ve insanına çocukluğumdan gelen bir ilgi var.

Gözlerim çekik için olduğu için çocukluğumdaki lakabım 'Japon'du. Buraya geldiğimden beri hiç dikkat çekmiyorum, o yüzden çok mutluyum. Türkiye'de herkes yabancı olduğumu düşünüyordu. Burada yabancı değilim gibi...

Japonya'da herkes çok kibar. Gülümseyerek yaklaşıyor, selam veriyor birbirine; tanımasa bile. Geldiğimden beri böyle bir izlenimdeyim.

Türkçe Bölümündeki öğlencilerin hepsiyle henüz tanışmadım. Ama gözlemlediğim kadarıyla Türkiyedeki gibi. Ankara'da Japon Dili ve Edebiyatı öğrencileri 3. sınıfa geldiğinde Japon kültüründen küçükte olsa bir şeyler kapıyor. Buradaki Türkçe Bölümü öğrencilerinde de gördüm. Tabi tanıştığım kişiler itibariyle.

< 訳 >
ムスルメ・ゴザルと申します。

アンカラ大学より交換留学生として来ました。トルコで3年生を終えて、4年生に進級しました。帰国して1年勉強したあと卒業することになります。こちらでの時間を可能な限り有効に使いたいと思っています。日本語を上達させる一方で、いろんな人たちと友情を深めたいとも思っています。

日本語を勉強するさい、文化についても学ぶことが私にとってはとても大事です。そのため、留学中はクラブ活動に力を入れたいと思っています。日本の文化と人々には子供のころから興味がありました。

私の目はつりあがっていて、子供のころのあだ名は‘ジャポン(日本人)’でした。こちらに来てからは、ぜんぜん好奇の目で見られることがなくて、とても嬉しいです。トルコでは、みんなが私のことを外国人だと思っていました。こちらでは、私は外国人ではないみたいです。。。

日本ではみなさんがとても親切です。互いに微笑みながら近づいて、挨拶を交わします;知らない人同士でも。こちらに来てから、そんな印象をもっています。

トルコ語専攻の学生の全員とはまだ知り合いになっていませんが、見たところでは、トルコと似た感じがします。アンカラの日本語・日本文学専攻学科の学生たちは、3年生になり、少しですが、日本の文化が染みこんできた感じがあります。こちらのトルコ語専攻の学生のみんなもそういう風に見えます。もちろん知り合いになった人たちに関してのことですが。(翻訳:トルコ語専攻教務補佐)

☆日本語でも直接コメントを書いてくれました。

こんにちは。

ムスルメと申します。アンカラ大学から参りました。トルコでは3年間日本語を勉強しました。

これから1年間日本にいます。

日本にいる間に日本語を勉強して、クラブにも参加したいです。
剣道と太鼓を習うつもりです。

トルコ語専攻の学生さんたちともっともっとお会いしたいです。今まで会った友達は、本当に優しくて良さそうな人たちでした。

みんな、心のこもった態度で、トルコにいるような気持ちを感じさせてくれました。みなさま、ありがとうございます。

日本にいる間に、トルコ語や学生生活のこととか、何かあれば、ぜひお手伝いしたいです。

よろしく、お願いします。


■アイシェギュル・ザマンさん(2006-7年度/ボアズィチ大学よりの交換留学生)のメッセージ


Herkese Merhaba!

Ben Ayşegül Zaman. Buraya Türkiye'den değişim öğrencisi olarak geldim.
Türkiye'de İstanbul'da okuyordum ve geçen sene Mütercim-Tercümanlık bölümünden mezun oldum.

Japonya'da herşey çok farklı ve ilginç. Burada hergün yeni birşey keşfediyorum ve çok eğleniyorum. Sizinle tanışmayı çok isterim. En kısa zamanda görüşmek üzere.

Ayşegül

< 訳 >

みなさん、こんにちは!

アイシェギュル・ザマンと申します。こちらにはトルコから交換留学生として来ました。
トルコはイスタンブルで勉強をしてきて、昨年、翻訳・通訳専攻学科を卒業しました。

日本では、全てがトルコとはまったく違っていて、興味深いです。こちらでは毎日、新しいものを発見し、とても楽しんでいます。みなさんとお知り合いになりたいです。すぐにでもまたお会いしましょう。

アイシェギュル
 

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