ペルシア語専攻に入ったら

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専攻語関連の必修授業について

ペルシア語専攻に入学した学生は、1，２年次において、週6コマ（１コマ90分）の専攻語の授業が必修とされ、この必修単位を履修しない学生は進級できません。具体的には、授業担当教官の一人でも不可を認定した場合、その学生は進級できないことになります。
- １年次
  ペルシア語の専攻語の授業は、文法とネイティブによる会話の授業が平行してすすめられます。単語と文字・発音、文法構造を全く知らない学生に対して、日本人のスタッフが文法の説明、簡単な文章の書き方を順に教える一方で、ネイティブのイラン人教師（ちなみに現在の外人教師は社会言語学が専門で、ロンドン大学Ph.D.です）が英語を交えながら徐々にペルシア語の単語の発音を教授していきます。簡単な小テストを行いながら、７月末に前半の定期試験（筆記、口述）を行います。
  
  10月からのタームでは、簡単な読み物､作文と平行してネイティブの教師はペルシア語で会話をするように心がけます。２月の初旬に通常は、専攻語の定期試験がもう一度あり、出席と平生の授業での課題の達成度、筆記、口述試験の成績を総合して進級が決定されます。
- 2年次
  基本的にペルシア語の基礎的な知識､学力があるという前提で授業が進められます。教材は各担当教官が目的にあわせて選んだものを使用します。ネイティブの教師の会話、日本人のスタッフによる時事関係の作文は、必ず授業に組み込まれますが、その他は個々の教官の目標とするところによって相違してきます。
  
  試験時期、評価は基本的に１年次と同じです。
  ＊本学の場合、現時点では、３年以降に３つのコースのうちの一つを全学生は選択しなければならないので、２年次の単位履修は極めて慎重に進めねばなりません。専攻語はほとんど通常のレヴェルの文を読み、作文も新聞程度の単語がでてきますので予習に追われますが、３年以降の履修計画を自分なりにきちんと立てることが２年次で要求されます。この他に、３年に進級するまでに、「地域基礎I」と「地域基礎II」を履修しなければなりません。専攻語以外の、言語外事実に関する情報について講義がなされます。オムニバス方式など、いろいろな形式の授業が導入され、南・西アジア課程内の専攻語以外のスタッフの話しを聞く機会にもなります。
- ３，４年次
  ３年次に進学した学生は、言語情報、総合文化、地域国際の３つのコースのいずれかに籍をおき、各コースの専修専門の必修単位を取得しなければなりません。
  
  専修専門以外に、３，４年でも「ペルシア語表現演習」という専攻語関連での必修授業があります。各専攻語の学生は、３年次で「ペルシア語表現演習I」、４年次で「ペルシア語表現演習II」をとらなければなりません。３年次でとりそこなった場合、４年次で二つ同時に履修しなければ、卒業単位は満たされません。ちなみに、今年度はIがネイティブの教師、IIを日本人スタッフが担当しています。
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非常勤講師による授業

今年度．ペルシア語専攻で非常勤講師としてお招きしている方々は、いずれも、現在の日本を代表する、イラン（ペルシア）及び、イスラーム関係の優れた教授陣です。

イランの前近代及びガージャール朝史、イスラーム社会論、現代イスラーム政治論、イスラーム哲学、パフラヴィー（中世ぺルシア）語等の分野で御教授していただいており、学生側からの反応も大変良好です。

それぞれの研究者から、イラン、イスラームに関わる歴史学、社会学、政治学、哲学等の方法論も学ぶ機会になります。

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選択できる他の言語
「副専攻語」として英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、朝鮮語の中から選択できますし、「研究言語」では、ペルシア語にかかわりの深い、アラビア語、トルコ語、パフラヴィー（中世ペルシア）語、その他、かなりの数の言語が開講されています。
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教職科目
教職科目は、現時点では、卒業単位として認定されないので、英語等の教員免許を取得する場合、通常の履修単位数よりかなりの多い単位を履修することになり、大変な負担を覚悟しなければなりません。

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