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2007年掲載

                                                                                 
受験生の皆さん、こんにちは。
私は2006年の春に初めてアラブを旅行しました。片言でもアラブ人と意志疎通できたことで、この旅が一層楽しいものになりました。ユーフラテス川の恵を頂くベドウィンの末裔、アレッポでひっそりと根強くイスラム教と共生するキリスト教少数派、ダマスカスの都会的な街並み、日本人に対する奇異の目、羊を丸ごと使って客をもてなす寛大な心、……(アラブと言ってもシリアにしか行っていないのですが、それでも)この地域の魅力や謎は枚挙に暇がないほどです。

言語を使いこなすことにも価値はありますが、習得するまでの地道な過程にこそ注目すべきだと思います。辞書で一単語ひくにも、載っているのに探し出せないこともありました。しかしそのような試練に耐えていくうちに単語を見つける時間も短くなり、単語を覚えていきます。新聞や本を辞書なしで読めるようになってそれまでの道のりを振り返った時の達成感は一入です。だからこそ文字も文法も発音も日本人には馴染みのないアラビア語を選んで、みっちり学んでみませんか!?
皆さんのやる気に満ちた挑戦をアラビア語専攻一同は心よりお待ちしております。

(2004年入学 鳥居洋介)


受験生のみなさん、はじめまして。

 

みなさんがアラビア語に興味をもたれたきっかけは何でしょうか。私はといえば、「なんとなく面白そう」と入学してここに至ります。今も楽しんでいます。

 

アラビア語を始めて最初の1ヶ月は、どう見てもみみずにしか見えない点と線を「これは文字だ」と自分に言い聞かせ、続く3ヶ月は文法の理不尽さに先生に泣きつき…といった状況でしたが、慣れとは面白いものです。現在では、中東地域の新聞を他と読み比べて報道の仕方の違いを感じたり、様々な地域の方言を勉強したりしています。アラビア語は広く使われている言語なので、色々幅がでてきますよ。

 

また、アラビア語専攻は学年で20人もいない上に、縦のつながりが強いので、同級生や先輩後輩、先生とまで仲良くなることができます。個人的には、外語大に来て大人数の専攻に入るのはもったいない、とさえ感じています。

 

こんな様子のアラビア語専攻、いかがでしょうか?

(2004年入学 新谷美央)