sahaja/saja/je と同じく、juga(口語では jugak、gak)にも「~でもある、~もする」という追加の意味から派生して、話者の態度を表す用法があります。この用法は主に2つに分けられます。
一つ目は、「それでも、やっぱり」というように、生じる可能性が低い事態が生じ、考えを修正するに至ったことを示唆する用法です。自然な思考の流れに反するので、追加的にコメントすることになっているわけです。
Hari itu
kata
tak
nak
datang,
tapi
dia
datang
jugak.
「彼(女)、この前は来ないって言ってたのに、結局、来たんですよ。」
Mula-mula
saya
ingat
dia orang
biasa
saja. Tapi
ternyata
hebat
juga
dia.
「私は最初、彼(女)は凡人にすぎないと思っていたんです。でも、彼(女)はすごいということが分かりました。」
Sepandai-pandai
tupai
melompat,
jatuh
juga
ia
ke
tanah.
「リスがどんなに上手に飛び跳ねるといっても、やはり地面に落ちる。」(マレーの諺;日本語の「猿も木から落ちる」に相当します)
二つ目は、「まあ、どちらかと言えば、~と言えば~」というように、ある特徴を積極的には認めず、あってもなくてもよい付け足し程度で述べたり、相手に合わせて認めていることを表す用法です。
Budak
itu
pandai
juga, tetapi
tidak
sepandai
bapanya.
「その子はまあ賢いですが、父親ほどは賢くありません。」
Betul
jugak
cakap
dia.
「彼(女)が言うことは、そう言われればその通りだなぁ。」
Teringin
jugak
nak
rasa
macam mana
kehidupan
di
kampung.
「田舎暮らしがどんなものか味わってみたいかも。」
Radiah,
jom
makan
sama-sama! —
Erm...
boleh
jugak.
「ラディア、一緒にごはんしよ! — う~ん、まあそれもいいね。」
Bahasa Korea
susah
ke? —
Susah
tu
susah
jugak.
「韓国語は難しいの? — 難しいと言えば難しいよ。」