通常の否定文は、名詞文、前置詞文では bukan、形容詞文、動詞文では tidak を用います。しかし、「~というわけではない(むしろ…だ)」というように、他の可能性が背後にある、非中立的な否定文では、名詞文、前置詞文だけでなく、形容詞文、動詞文でも bukan を用います。非中立的否定文の bukan は -nya を付けて、bukannya とすることもできます。
主語 (A) bukan(-nya) 名詞句/前置詞句/形容詞句/動詞句 (B).「AはBというわけではない。」
Dia
bukan
bodoh.
Sebaliknya,
dia
sangat
pandai
dalam
subjek
lain.
「彼(女)は馬鹿というわけではありません。というか、他の科目では非常によくできるんです。」
Saya
bukan
MEmakan
tetapi
TERmakan
kek
awak
itu.
「私はあの君のケーキをわざと食べたのではなく、うっかり食べてしまったのです。」
Orang
yang
membantu
saya
hari itu
bukannya
Zaini
tetapi
Zaidah.
=
Orang
yang
membantu
saya
hari itu
Zaidah,
dan
bukannya
Zaini.
「この前、私を手伝ってくれた人はザイニではなく、ザイダです。」
非中立的なbukan否定文は、「~である」という事実の否定「~でない」を述べるのではなく、「~である」と考えることが誤りであることを述べるものです。そのため、「~でない」("tidak ~")と考えることが誤りであることを述べることもできます。その場合、bukan tidak ~「~でないわけではない」のように、2つの否定語が続く形になります。
Sebenarnya,
saya
bukan
tidak
berminat
dalam
bahasa Melayu.
Cuma
saya
tidak
ada
masa
untuk
belajar
saja.
「実は、私はマレー語に興味がないわけではありません。ただ、勉強するための時間がないだけです。」