第4代校長 村上直次郎 Murakami Naojiro
■在任期間:1908年7月27日-1918年9月14日(転任)
■生没年:1868(慶應4年)2月4日-1966(昭和41)年9月17日
■専門:日本史学者(日欧交渉史)、正三位勲一等、文学博士
■出身:豊後(大分県)
■経歴:東京帝國大學史学科卒業、大学院入学。東京帝國大學史料編纂官及び東京外國語學校校長を兼任。台北帝國大學教授、上智大學総長に就任。南洋語學及び歴史地理研究の為、欧州各国及び蘭領爪哇に出張。和蘭國皇帝よりグランオフヰシェーオランジュ・ナッソー勲章を贈らる。
■校名存続運動に対処
校長に辞職勧告『東京朝日新聞』(大正7年2月10日より抜粋)
「決議 決議吾人は我東京外國語學校現校長村上直次郎氏の人格に服する克はず又同氏を以て東京外國語學校校長たる材器なりと信ずる克はず故に同氏の不信任を決議し速かに退任せん事を要望す」
「要するに今度の問題は自分が校名存続問題に就て不熱心であつたと云う事から起つたのであるが校名改称は当局が定めた事で其後学生も卒業生も熱心に存続の運動を起し自分も校名を改称しては円満には行まいと考えた結果学生や卒業生側の希望を折々当局に陳情した」