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東京外国語大学のキャンパスの変遷

神田區錦町3丁目13番地(1903年1月-1913年2月20日)

■所在地:神田區錦町3丁目13番地

■敷地面積:465.204坪

■特徴:木造2階建
■概要
 1903年1月、神田錦町3丁目13番地に校舎を新築し移転します。これにより、独立以来の最大の懸案事項であった校舎・設備問題が大きく改善されました。同年の日本帝国文部省年報では「設備ニ関シテハ本年度中校舎ヲ増設シタル以テ教授上ノ便益ヲ得ルコト少シトセス」と校舎の充実ぶりが指摘されています。
 しかし、日露戦争以降の外國語の需要増大を受け、1911年に蒙古・暹羅・馬来・ヒンドスタニー・タミルの5学科が設置されると、生徒数の増大に伴い校舎が手狭になってゆきます。1912年に発行された『校友会雑誌』(明治45年3月31日)に「母校発展策」の表題で掲載された渡会貞輔の論考では、「本校現在の土地の語学修得に甚だ適当せざるを思ひ又校舎の頗る狭隘にして多数生徒を収容し得ざる」と生徒数の増大に伴い校舎問題が再燃したことが指摘されています。
 結局、この校舎問題は解決されることなく、13番地校舎は1913年の神田大火災によって焼失してしまいます。

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