派遣・受入(概要・募集)

本事業による派遣・受入の概要

交流プログラムの概要

短期型:4週間程度の異分野交流プログラム
中期型:6か月から1年間の地域理解プログラム
長期型:ダブルディグリープログラム

交流概要

本事業は、以下の4週間程度の短期型、6か月~1 年程度の中期型、ダブルディグリーを目指した長期型の三つの形態で、相互交流プログラムを実施します。

(1)短期型:異分野交流プログラム

中南米諸国の大学に、4週間程度派遣し、その中で、語学研修、課題解決型のワークショップ、さらに実践的な現地研修を組み合わせたプログラムを実施します。また中南米諸国からの学生に対しては、日本語・日本事情教育と、学生の専門性に合わせた課題を設定し、企業での短期研修を組み込んだ4週間の異分野交流プログラムを実施します。

(2)中期型:地域理解プログラム

東外大の学士課程においてスペイン語、ポルトガル語の基礎を身に付けている学部生と、農工大の農学府・工学府及び電通大の大学院生の間で、あらかじめ中南米諸国に関する地球規模の課題を設定し、その課題ごとに3大学の学生で構成するユニット(このユニットを「トリプレット」といいます。)を構成して、1)日本における事前協働セミナー、2)連携先大学における専門分野での学習と、定期的な現地での相互報告会、3)留学終了後のフォローアップからなる、6か月~1年程度の学生派遣プログラムを、現地の日系企業でのインターンシップと合わせて実施します。

他方、中南米諸国からは、まず、東外大の「機能強化」課題として重点的に拡充している日本語・日本 事情教育のプログラムを活用して日本語教育を行うとともに、受入学生の専門性に合わせた学部教育・大学院教育を各大学において実施する。加えて日本の企業等で1か月程度のインターンシップを実施します。

(3)長期型:ダブルディグリープログラム

平成 30 年度までに、連携先大学とそれぞれダブルディグリー制度を構築し、本プログラム終了後も継続的に学生の派遣・受入れができるようにします。

交流予定者数

成績評価・単位認定基準の標準化

派遣

(1)短期型:異文化交流プログラム

中南米諸国の大学に、4週間程度派遣します。派遣する学生は、東外大・電通大(学部生・大学院生)、農工大(大学院生)。派遣に当たっては、次の取組を実施します。

  1. 東外大において中南米諸国の文化・社会経済、初級の語学研修、科学リテラシーや危機管理などの事前教育を実施。
  2. 3大学協働で課題解決型のワークショップを実施し、異分野学生間の交流及び中南米諸国の課題を共有。
  3. 派遣先大学での実践的な現地研修を組み入れた4週間のプログラムを実施。
  4. 帰国後、事後教育として報告会を開催。

プログラム修了者には、単位を付与します。

(2)中期型:地域理解プログラム

中南米諸国の大学に、単位修得を目的として1~2セメスターの派遣プログラムを実施します。派遣する学生は、東外大(学部生・大学院生:1~2セメスター)、農工大・電通大(大学院生:1セメスター)とします。派遣に当たっては、次の取組を実施します。

  1. 東外大で開講するスペイン語・ポルトガル語初級コース(4週間)、中南米の 文化・社会経済、科学リテラシー、危機管理などの事前教育を実施。
  2. 大学の協働により環境、資源エネルギー、食料、社会・経済開発等の中南米に関する課題を設定し、その課題ごとにトリプレットを構成して、事前協働セミナーを実施。トリプレットにおいて、課題設定、解決手段の設計、実現、評価を通して、新しいビジネスや社会的価値を創出する仕組みを構築。
  3. 派遣先大学でのセメスターの留学プログラムを実施。農工大・電通大の学生は後期での派遣を、東外大の学生は派遣先大学の学年暦にあわせた派遣を予定しており、10単位を標準に学生の専門分野に関する科目を履修。
  4. 中南米諸国の企業システムの学修や専門分野の社会実装の実情を把握するため、JACTOグループなど現地企業でインターンシップ(2週間~1か月程度)を実施。
  5. 異分野の理解を深め、総合的な見地から議論する能力を醸成するため現地での相互報告会を開催。
  6. 帰国後は、3大学協働でトリプレット単位の成果報告会を実施

プログラム修了者には、3大学共同で修了認定書を授与します。

(3)長期型:ダブルディグリープログラム

【派遣・受入れ】

学位取得を目的として 1 年間以上の学生派遣・受入れを実施します。対象学生は、3大学ともに大学院生とします。派遣・受入れは、派遣先・受入れ先大学の大学院課程に従います。東外大は、グアナフアト大学(メキシコ)、電通大は国立工科大学(メキシコ)、農工大は、チャピンゴ自治大学(メキシコ)とのダブルディグリーの実施を目指します。なお、チャピンゴ自治大学はすでにラ・モリーナ国立農業大学(ペルー)と大 学院課程でのダブルディグリーを実施しており、農工大もこのスキームを活用してダブルディグリーを実施します。なお、派遣にあたっては、東外大で開講するスペイン語・ポルトガル語初級コース(4週間)、中南米諸国の文化・社会経済、科学リテラシー、危機管理などの事前教育を実施します。

受入

(1)短期型:異文化交流プログラム

中南米諸国から学生(学部生・大学院生)を4週間程度受け入れます。受入れに当たっては、次の取組を実施します。

  1. 東外大の「機能強化」課題として重点的に拡充している日本語・日本事情教育のプログラムを活用して日本語教育などの事前教育を1週間程度実施。
  2. 学生の専門性に合わせて課題を設定し、企業での短期研修を組み込入れた3大学の研究室における2~3週間程度の実習。

異分野交流プログラム修了者には、 各大学で修了認定書を授与します。

(2)中期型:地域理解プログラム

中南米の大学から、単位取得を目的として1~2セメスターの学生(学部生・大学院生いずれも)を受け入れる。受け入れる学生は、東外大・農工大(学部生・大学院生)、電通大(大学院生)とします。受け入れた学生は、次の取組を実施します。

  1. 東外大の日本語・日本事情教育のプログラムを活用して日本語教育を1か月程度実施 (4~6単位)。特に日本語の履修状況を踏まえ、継続的にフォローアップします。
  2. 各大学で受け入れた学生の専門性に合わせた学部教育・大学院教育を実施。学部生については、農工大は AIMS プログラムを活用し、「先端科学農学・食料技術コース」「環境志向技術工学革新コース」で受け入れ、専門科目14単位を取得。電通大は、ICT を活用した農業技術管理、工業技術及び環境エネルギーをテーマとする「国際イノベーティブ人材養成コース(仮)」を新設。東外大は地球規模の課題をめぐって、英語による「総合国際学速習コース(仮)」を新設。大学院生については、研究室単位で受け入れます。
  3. ミサワホーム・ 日産・NECなど日本の企業等で2週間~1か月程度のインターンシップを実施。
  4. 成果を確認するため3大学協働でラップアップ・ワークショップを実施。

プログラム修了者には、3大学共同で修了認定書を授与します。

(3)長期型:ダブルディグリープログラム

【派遣・受入れ】

学位取得を目的として 1 年間以上の学生派遣・受入れを実施します。対象学生は、3大学ともに大学院生とします。派遣・受入れは、派遣先・受入れ先大学の大学院課程に従います。東外大は、グアナフアト大学(メキシコ)、電通大は国立工科大学(メキシコ)、農工大は、チャピンゴ自治大学(メキシコ)とのダブルディグリーの実施を目指します。なお、チャピンゴ自治大学はすでにラ・モリーナ国立農業大学(ペルー)と大 学院課程でのダブルディグリーを実施しており、農工大もこのスキームを活用してダブルディグリーを実施します。なお、派遣にあたっては、東外大で開講するスペイン語・ポルトガル語初級コース(4週間)、中南米諸国の文化・社会経済、科学リテラシー、危機管理などの事前教育を実施します。

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