Virtual LoungeCNtag:www.tufs.ac.jp,2024:/blog/ts/p/virtualloungeCN//1772024-03-18T14:35:57ZPowerCMS Platform 6.3.7001サクラサク2024tag:www.tufs.ac.jp,2024:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.548782024-03-18T14:14:35Z2024-03-18T14:35:57Zちょうど先月から今月に変わる頃、自宅遣いのパソコンが突然に ーというのはほんとう...NAKAYAMA Chikako
春は別れと出会いの季節である。かつてしげく通った3号館の、とはいえかつてとは全く異なるビル内のエスカレーターに乗りながら、もうここにいない恩師が実はこの世のどこにもいないことを思い出して、胸の奥がぎゅっと締め付けられたような気持ちになる。いやいや、感傷的になっている場合ではない!さあ、仕事だ仕事。
セミナーはたいへん面白かった。クローズドで関係者しかいないようなセミナーをイメージしていたら、けっこういろいろな方が聞きに来てくださってうれしかった。ありがとうございます!
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アカデミズムと社会を架橋する試みに tag:www.tufs.ac.jp,2024:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.547432024-02-07T13:30:39Z2024-03-09T05:46:10Z昨年秋頃、依頼されたいくつかの企画でてんやわんやの時期に、「トイビトというサイト...NAKAYAMA Chikako
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(うわっ、写真に写ったわが顔色が悪く表情も弱弱しく、虚弱~。それはともかく)
加藤さん曰く、4週ほどにわたって少しづつ追加的に掲載をしてくださるとのこと。ありがとうございます。今ようやく{トイビト」や加藤さんのことをウェブ情報で少し調べてみると、わりとガチにアカデミズムと社会を架橋する試みに取り組んでいるサイトの運営者なのであった。こちらは既存の制度的な学びの現場を担うのに精一杯で、こうした新しい取り組みに疎いのだが、大事な仕事だと納得である。しかしやはりそこで問題になるのがおカネ稼ぎであり、経済なのだ。加藤さんが「経済学は価値の学問」というところに強く反応していたことに、あらためて思いを馳せる。
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久しぶりの成果tag:www.tufs.ac.jp,2024:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.547212024-01-26T01:47:48Z2024-02-07T18:49:26Z年明けて2024年、相変わらず日々の仕事に追われてあっという間に時が過ぎていく。...NAKAYAMA Chikako
わーい!ということでウェブ上で価格をさがしたら(紀ノ国屋ウェブ)、えっ?49,333円?マジで?だ、誰も買わんやろ?!図書館様、買ってくださるのかっ?アマゾンでみたらまだ予約受付中で(価格は書いていない。戦略なのか?)、でもなぜかランキングの順位が付いている。なぜー?
と、いろいろ謎は多いが、ともあれこうして成果がでるとようやく「ああ、仕事した」という安堵感に包まれる。しょっちゅうはないので(笑)、素直に嬉しい。]]>
おかげさまで無事に終了tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.546402023-12-03T21:34:45Z2024-02-07T19:10:13Zおおいにご無沙汰し、失礼いたしました。10月のハーマン・デイリーのシンポジウム、...NAKAYAMA Chikako
(ゲストの平野隆プロデューサーとともにご来場くださったツインズジャパンの原様より素敵な写真をいただきました。大感謝です!)
外語祭の企画としてゼミ生が「学長賞」も頂戴した。フィナーレの舞台の壇上でメンバーの一人がスピーチし、学長様とお話しさせていただいて、大きな賞品をいただいた。誇らしい!「実行委員会」のしっかりした見た目とはまったく裏腹の少人数構成で、担当したゼミ生諸氏には大きな負担をかけてしまったが、彼ら彼女ら自身の研究や生き方に何か資するところがあったことと願いたい。こちらではまだ残務が続いているが、いずれ簡単にでも記録を整理しておきたいと考えている。
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システム変更がありまして、ご無沙汰しましたtag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.545512023-10-15T03:18:17Z2023-10-20T10:21:26Z9月初旬まで、わりとコンスタントに書いていたのが、ぱったりとご無沙汰をいたしまし...NAKAYAMA Chikako
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・外大建学150周年企画「戦争と外大生」⇒
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コロナ感染の体験tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544932023-09-02T09:22:50Z2023-09-02T09:50:38Z新型コロナ対策、対処に尽力されたO身会長が分科会廃止に伴い退任とニュースが報じて...NAKAYAMA Chikako
新型コロナ対策、対処に尽力されたO身会長が分科会廃止に伴い退任とニュースが報じていた頃、きわめて季節外れに(?)コロナに感染した。うがいや手洗い、マスクの対策は怠りなくしてきたつもりだったが、昨今ではいつどこからうつったのか、現在患者が何人いるのかもわからない。ともあれ咽喉の痛みから39度近くの発熱、頭痛や筋肉痛、関節の痛み、味覚障害や嗅覚障害の後遺症と、一通りの辛い体験あって10日目、いまだ咳も収まらないため外出自粛ラスト一日である。扱いが5類になろうが「風邪」の扱いになろうが、新型コロナの病自体が軽くなったわけではない。身近な人びとの温かい助けに大いに助けられながら、とにかく昏々と寝続けて治すしかなかった。
こんなに休んだのはいつ以来だろう。ウィズコロナ、アフターコロナで「身体を大切に」と論考に書くだけでなく、自分が実践して来なかったことにあらためて気づく。言葉が軽すぎる、というか我ながらアホである。どこまで実行できるかわからないが、今度こそ、働きすぎ、動きすぎの生活をあらためよう!と今は殊勝に考えている。
しかし明日3日は復帰第一戦、パルク50周年の記念イベントである!拙ブログを読んでくださっているみなさま、ぜひご関心をお寄せください(舌の根も乾かないうちに、という感じですが...)。
https://www.parc50th.parc-jp.org/product-page/0903sympo
若い感性の一冊!tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544812023-08-22T13:27:05Z2023-08-22T13:41:44Z連投すみません。昨年度に本学大学院D(共同サステイナビリティ研究)専攻の初めての...NAKAYAMA Chikako
博士論文本体は英語で執筆され、「石炭」「炭鉱」が、その「残存物remains」によって重要なのだと説いた概念軸が鮮やかであったが、 ここでは証言した人びとの語りを日本語で書き起こし、秘蔵の写真や解説をつけて、大切に大切に記録している。火の色が鮮烈な表紙はもちろん、巻頭もなかなかカッコいい。おめでとうございます!]]>
貝のおカネ作り@ラバウルtag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544802023-08-22T13:10:41Z2023-08-22T13:26:17Z一緒に行ったメンバーから写真や動画が共有され、自分では決して撮れなかったショット...NAKAYAMA Chikako]]>
ラバウル行ってきました!tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544752023-08-18T14:44:19Z2023-08-18T15:19:58Z残暑お見舞い申し上げますー。ほんとに暑すぎる夏ですね。さて、ちょうどお盆の大学夏...NAKAYAMA Chikako
しかし、よくあるように「昔は貝殻がおカネだった」という話しではなく、法定貨幣である「キナ」とともに上記の「タブ」が現在まで並行して使われているというのが、とても珍しい。実際、下記のように市場(マーケット)で普通に購入することもできるのである。
とはいえ「キナ」と「タブ」では使われる状況、つまり人びとがおカネによってつくる人間関係に違いがあるそうだ。普通の売買には「キナ」が多用され、「タブ」も使えなくはない。一方、結婚や葬儀など大切なライフステージに関わるときには、もっぱら「タブ」が用いられるようだ。
しかもこの「タブ」、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのドイツによるニューギニア支配の時代からすでにあったとのことで、タブがあまりに強いためドイツ人が業を煮やし、やがて使用を禁じたほどである。なんとも頼もしい。少し踏み込んで考えてみたい素材である。
一方、ラバウルといえばやはり戦争との関わりも見逃せない。戦跡の地下壕なども少し見て回ることができ、短いながら鮮烈な体験を得た。「ラバウル小唄」を知っている人も多いだろうか。とはいえ戦争に関わった人からすれば、「何がまた来るまでは、だ。二度と来るものか」(麻生徹男『ラバウル日記』)という方が本音だろうー。]]>
見てくれている人がいる!tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544572023-07-31T00:38:44Z2023-07-31T00:52:37Z早くも2023年7月が終わろうとしている。一年の折り返し地点はすでに過ぎ、某書評...NAKAYAMA Chikako
わーい!さすがS山さん、広く目配りしていらっしゃるんですねー。とてもとてもありがたいです。内容に大いに異論、大いに歓迎でございます。監訳者も思うところ、いろいろございますです。議論になれば幸いですっ。
どこかで見てくれている人がいる。それはこういう地味な仕事を続ける者にとって、何よりの励ましであり、襟を正す瞬間である。]]>
佳き世かな、と願った人のtag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544552023-07-27T14:16:43Z2023-07-27T14:44:57Z 気が付けば10日ほども経ってしまったが、去る海の日の祝日、「偲ぶ会」ならぬ「語...NAKAYAMA Chikako
イエーイ、出ました!タイトルが怖い著者と言われてウン十年(?)、次こそはコワくない本をとの願いがようやくかなった。のか? ー謹呈したひとりからは「表紙とか絵は可愛いが内容は可愛くない」と言われ、大先輩からは「攻めてる内容だね」とのお言葉。ありがたいが、「攻めてる」本はもちろん、可愛くなんかはない。でもわかりやすく読めるようにと、一生懸命書きました。それに、いつもにも増してのお手頃価格。どうか店頭にてお手に取ってみてくださいませ~。
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落とし物、拾い物、宝物:ちばルーtag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544282023-07-08T10:32:16Z2023-07-08T11:36:44Z 先日、講演に呼んでいただいたハナシを拙ブログに書いたのだが、実はその際に関係者...NAKAYAMA Chikako
先日、講演に呼んでいただいたハナシを拙ブログに書いたのだが、実はその際に関係者から落とし物のようにポロリと発せられたハナシが思わぬ拾い物で、宝物をもらった気分である。そう、たった今一気に読んでしまった「ちばルー」(通称)である。講演、行ってよかった!(本末転倒)
当日は午前中で仕事を終わったのにお弁当をくださった。というか、例のサイン会にもたもたして申し訳なさから「みなさんのお昼の時間が...」とか口走ったのを関係者のみなさまが聞きつけて、お弁当を一つ分けてくださったのかもしれない。ともあれ、だだっ広いとはいえ講演した会場の片隅で仕事を終わった講演者が弁当を食べているのもアレだと申し上げたら、スタッフの控室に案内された。そこでロジを担っていた某氏(当方よりずっとお若い女性)とおしゃべりをしながら、たいへん美味しいお弁当をいただいたのだが、話しがいろいろ盛り上がる中で彼女が「そういえば」とポロリと言ったのが、「ちばルー」って読みました?だったのである。ざざっと話してくれた概要が激烈におもしろかったので、手に入れて読み始めたらこれが面白過ぎた。正確なタイトルは「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話」(2023年2月刊行)である。(今頃大興奮している当方が世間知らず過ぎなのか?)
状況はタイトルが語る通りだが、著者は難病を抱えており、ルーマニアに留学はもちろん、旅行もしたことがない。しかし映画を見まくり、本を読みまくり、SNSを駆使して道を切り開いていったのだ。つまりは、まだ若い著者の自伝エッセイであり、これが青春小説さながらなのである。絶望的状況を切り裂く言葉の力!最後のあたりで著者の引用するシオラン、もといチョランの言葉は、いやそれも含めてこの本自体が、全国の引きこもりの人びとのみならず多くの人をもめちゃめちゃ勇気づけるだろう。ふと、わが勤め先G大はこうした頭脳に呼応する力を持ち得ているのか?と思ったりするが、まーそれはともかく、ルーマニア語だけでなくぜひ日本語でも書き続けてほしい!
いくら何でも曲解が過ぎないか?tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544272023-07-06T13:33:00Z2023-07-06T13:48:36Z書く癖が戻ってくると気になることが多々あるのだが、IAEAのF1処理水に関する報...NAKAYAMA Chikako
書く癖が戻ってくると気になることが多々あるのだが、IAEAのF1処理水に関する報告書に関して、政府の見解や日本の報道がおかしいという指摘をメーリスへの投稿で読んだ。大阪経済法科大学のF教授による投稿で、以下に抜粋してみる(F教授がIAEA報告書原文から抜粋し、「IAEAは日本政府を支持しているわけではない」と論拠を示した部分。なお報告書は下記である。 https://www.iaea.org/sites/default/files/iaea_comprehensive_alps_report.pdf
◯事務局長序言の最後の部分
「最後に、福島第一原子力発電所に貯蔵されている処理水の放出は、日本政府による国家的決定であり、この報告書はその方針を推奨するものでも支持するものでもないことを強調しておきたい。」(Finally, I would like to emphasise that the release of the treated water stored at Fukushima Daiichi Power Station is a national decision by the Government of Japan and that this report is neither a recommendation nor an endorsement of that policy.)(Director General's Foreword ,P.III)
◯本文「2.4.正当化」の結論部分
「ALPS処理水の排出を正当化する責任は、日本政府にある。」(The responsibility for justifying the decision to discharge the ALPS treated water falls to the Government of Japan.) (P.19)
今報告書を入手したばかりでまだちゃんと読んでいないが、これを「IAEAが処理水放出を支持している」とするのは、いくらなんでも曲解が過ぎないだろうか。報告書をしっかり読んでから続報したい。
往年のヒット作...?tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.544252023-07-05T14:09:56Z2023-07-05T14:55:43Zおお、先の日帰り出張から、またまたご無沙汰をいたしました。先週末は、先のご依頼人...NAKAYAMA Chikako
おお、先の日帰り出張から、またまたご無沙汰をいたしました。先週末は、先のご依頼人のご縁の方々から東京での夏季セミナーに呼んでいただき、話しをさせていただいた。つまりは医師、歯科医師のみなさまやその関連のお仕事をされている方々から、新自由主義についての話をというご依頼である。今回は特に「チリの事例に踏み込んで欲しい」という具体的なご要望も事前に頂戴した。
チリの事例とは、南米チリの1973年9月11日の自由主義クーデター以後の政策のことで、10年前の拙著『経済ジェノサイド』で一章分を割いて論じたテーマである。思い返せば刊行当時、いくつかの場所でその話しをさせていただいたが、その後は次の一歩へと進まねばと、非力ながら頑張ってきたつもりであった。以前の題材を話すことは進歩がないようで、むしろ避けてきた。しかし今回、明示的にご依頼いただいたとあれば...。
むっっ、この感じ、何かに似ている。少し考えてみるとそれは、(そんなたとえもおこがましいが、)〇白歌合戦で往年のヒット作を歌うか、それとも最近出した必ずしも売れていない(;)作品を歌うかの二択のようだ。歌い手にしてみれば、せっかくの機会だから新しい作品を聞いて欲しいところだが、聞き手はせっかくの機会だからこそ「あの曲を」聞きたいのである。過去に及ばないという忸怩たる思い...。いやしかし、リクエストをいただけるとは光栄ではないか!そんなわけで「む~かしの名前で~出て~い~ま~す~」の気分のもと(?)、拙著やかつてのメモを引っ張り出しつつ準備をした。
当日、都心の立派なホテルの、思ったよりもはるかに大きな会場でたくさんの方々にご来場いただき(しかもオンラインもあるハイブリッド開催であった)、2時間半夢中で話した。活発なご質問やコメントもいただき、大いに刺激もいただいた。(仕入れた15冊の『経済ジェノサイド』をみなさまにお買い上げいただいた。多謝。またもやサイン会もあった。ひいいっ!今だサインを考えておらず、フルネームの単なる清書、みたいな残念な対応に今回もとどまった)。しかし10年前とは違った角度から自分の仕事を振り返ることができたのは、このような機会をいただいたからこそである。心底ありがたかった。リクエストを下さったみなさまに。心より感謝申し上げたい。
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そういえば本日、次の拙著の念校ゲラの最終確認打ち合わせが終わった。やれやれ、ひと息である。とはいえ、本は手を離れて世界に出て行ってからこそが心配で、多くの人びとの手に届け!と願うばかりである。あ、テーマは「お金学」ですー。編集のSさんがつけてくださったこの言葉を見るたびに、「ナ〇ワ金融道」を思い出してしまうのだが...。月末には書店に並びますので、お手にとってみてくださいませー!
ああ、日帰り出張tag:www.tufs.ac.jp,2023:/blog/ts/p/virtualloungeCN//177.543712023-05-22T14:08:26Z2023-05-22T14:47:47Z昨日は兵庫県の保険医協会に呼ばれ神戸でレクチャーをさせていただいた。昨年12月に...NAKAYAMA Chikako
共著書で第一著者ミッチェルさんはMMTの代表的論客の一人、第二著者ファシさんはジャーナリストで映画監督でもある。両者ともに明確に左派を名乗っており、日本の混濁し屈折した政治状況からみるとなんともすがすがしい。ファシさんは映画監督として来日したときお目にかかっているので知り合いなのだが、「出たよー」と連絡して表紙の写真(上記と同じもの)を送ったら「素敵だね!邦題は "Make The Left Great Again"なの?と返信あり。それは英語だろう!と突っ込みたくなるが、原著はちょうどトランプ旋風が吹き荒れていた時代に刊行されたのである。新自由主義の歴史的文脈の批判的考察、グローバル世界の中でMMTの位置の主張。なかなか面白いので、みなさまにも書店でみかけたらぜひ、お手に取ってみてくださいませー。]]>