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性分化疾患(DSDs)に思う

【音声配信】陸上・金メダリストのセメンヤ選手の性別が議論に。DSDs(性分化疾患)について知る▼ヨ・ヘイル×荻上チキ▼2019年3月4日(月)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時~)

https://www.tbsradio.jp/346799

という、ラジオ放送の放送後配信を聞きました。
それも、昨日寝ようと思ったときに聞き始めたら
結構な長さで、寝る時間を削りました。<笑>

いつまで、この配信が残っているのかわからないので、
終わってたら、ご免なさい。

それにしても、人は、「人の詳細を知らない属性に関して
よくもまあいろんな好き勝手なことを言うなあ」ということを
痛感しました。

(a) 一般人 vs. ゲイ

という構図と、

(b) 一般人(含ゲイ) vs. 性分化疾患(DSDs)

僕なんかは、(a)では被害者側で、
(b)では、知らず知らずに加害者側になっています。

(a)では、一般人は、
「男のくせに、女好きじゃないなんて変なの」
「裸の女の人を見てもなんにも感じないの?」
「男が好きって、本当は女なの?」
「女装とか化粧とかしたいの?」
「異性と結婚すれば治るよ」
「結婚っていうのは好いた腫れただけじゃないんだから一度(異性)結婚してみなさい」
「(特定の宗教から)同性との性行為は罪だから禁欲すべき」
「ゲイだから、女の気持ちわかるよね!ねえ、聞いてくれる?」
等々。

我々が投げかけられる偏見なんて、こんなもんじゃ済まないですよね。
人は、わからない事柄に関しては、とりあえず、自分の実体験と
今までの経験から、「こういう事柄は、こういうふうになっているんだろう」
と予測を立てて、とりあえずそこを出発点にしてしまう習性がある。
そこから、その予測が実際とは違って的外れであることがわかったときに
修正していける人は、より「真実」に近づけるようになるし、
その自分の中での理解の「変化」を起こすのが面倒くさい人は、
偏見を育んでいく。

閑話休題。他方(b)の方は、この放送の内容、目からウロコもんで、
知らないことばかりだった。知らない人からの偏見は、

「性分化疾患って、インターセックスだよね?」
「XXだったら女で、XYだったら男だよね?」
「子宮が無かったら女じゃなくない?」
「膣が無かったら女じゃなくない?」
「クリトリスが大きいのはペニスだよね?」
「ペニスの先から小便が出ないで、付け根で出るのは女なの?」

僕は、(b)に関しては、無知者側なので、
これぐらいで辞めておきます。

よりくわしくは、配信を聞いてください。

あるいは、

日本性分化疾患患者家族会連絡会 ネクスDSDジャパン
https://www.nexdsd.com

DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患/インターセックス)の新・基礎知識Q&A
https://wezz-y.com/archives/50891

などをご参照ください。

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2019年3月10日 22:21に投稿されたエントリーのページです。

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