« 2017年2月 | メイン | 2017年5月 »

2017年4月 アーカイブ

2017年4月25日

イスラエルのピンクウォッシング

イスラエルのピンクウォッシング
--占領地・プライド・インターセクショナリティ--
東京大学大学院総合文化研究科D1
保井啓志さん

ってのを、日曜日にaktaで聞いてきた。

イスラエルは、パレスチナ人を様々な形で抑圧しているのに、
その罪をLGBT+を擁護することで「軽くしよう」としてるんじゃないかと
いうような話。

--

まあ、Lushが、なんだか、LGBT+フレンドリーなイベント
仕掛けてきたときには、Lush(日本法人ではなく、本国で)は
シーシェパに資金提供を行っていたりするので、
シラーっという顔をして生暖かく見てたりしたんですが。

構造は違うけどそれと似たようなものかなあ、と。

--

僕の疑問はこれ。

1980年代に、Gay Olympicsをしようとしたら、
IOCが、「そんな団体にオリンピックの名前を使わせる
ことはできない」ということで、Gay Gamesっていう
名前になったなんていうことを、同時代的に見てきたので、

いつから、gayあるいは、LGBT+の側に立つことが
プラスの働きをするようになったのか?ということ。

それは、国際的文脈、米国の文脈、欧州諸国の文脈、
イスラエルの文脈で違うことだとは思いますけどね。

日本は、それこそ、まだそんな段階に至ってないですね。

国民の理解が得られないって言って、保健体育の教科書で、
LGBT+について教えるということを、文部科学省が
拒否しましたから。

んでなくって、牧村朝子さんが言うように、
LGBT+について教えて欲しいというよりは、
「思春期になると皆異性が好きになります」という
嘘を教えるのを辞めて欲しいってとこですけどね。
(「皆」が嘘なのです。でも「皆」ってことにしないと
LGBT+に言及せざるを得なくなりますが。)

渋谷では、ホームレスへの弾圧を隠すピンクウォッシングに
使われちゃいましたが、一部地方自治体では、
LGBT+の側に立つことがプラスになると考えられ
始めていますね。まだまだ少数派ですけど。

About 2017年4月

2017年4月にブログ「タナナことば研究室」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2017年2月です。

次のアーカイブは2017年5月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。