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センダガーヤ・イチガヤ考

「Issey
?@Joey_15531
市ヶ谷駅に着く前の車内アナウンスは普通に『イチガヤ』なのに、千駄ヶ谷駅に着く前は『センダガァーヤ』
このテンションの差はなに。
#総武線
23:20 - 2016年4月5日」

と言う、市井からの問いを以下のように解いたんだけど、
もう一度整理してみる。

「Nobuqatsu▽Minoula@nobusik

後者は閉音節始まりのCVNCVが強弱脚になって後続のCVCVも強弱脚にしている。開音節の強は強く伸びる。前者は全部開音節で弱強脚2つ。英語の中の日本語ではアイアンビックの強CVは高くなるだけで伸びたりしない。 https://twitter.com/joey_15531/staus/717356122089201664...
posted at 01:46:19 削除」

「Nobuqatsu▽Minoula@nobusik

弱と強の音節への付与はこれでいいと思いますが、後、ペナルティメット(後ろから2番目)の開音節は長くなりやすく、アンテペナルティメット(後ろから3番目)の開音節は長くなりにくいというのもあります。 https://twitter.com/Joey_15531/staus/717502137781981184...
posted at 09:02:37 削除」

テンション高い、センダガァーヤの方は、CVNCVで始まっていて、最初の音節が閉音節なので、強弱格(トロケーイック)のフットが付与される。それにつられて、後続のフットも強弱格(トロケーイック)になり、全体として、強弱|強弱となる。で、ペナルティメット(後ろから2番目)で「強」の開音節は、英語の中の日本語では長く発音されやすい。

他方、イチガヤの方は、CVCVCVCVと閉音節が4つ並んでいて、この発音者は、これに、弱強格(アイアンビック)のフットを2つ付与したのだと思われる。(弱強|弱強)その場合、英語の中の日本語では、アンテペナルティメット(後ろから3番目)の強は、長くならない。(アルティメット=一番最後の強はそれほど強くならない。寧ろ弱強|弱弱になっているかもしれない。)

これは、固定したものではなく、CVCVCVCVを強弱|強弱で発音することもできる。そうすると、イチガァーヤのようになる。

CVCVCVCVは、日本(語)をよく知らないアメリカ人は、ペナルティメット(後ろから2番目)を強くすることが多く、日本語を知っている英語人は、アンテペナルティメット(後ろから3番目)を強くしたり、日本語式にストレスを置かずに発音したりする。

そう言えば、アラスカにいた時に、広島は日本語では、ヒロシーマが正しいのか、ヒロ(ー)シマが正しいのか?って聞かれたことがあった。どれも同じ強さ(な感じ)で、低高高高と発音したら、真似できなそうでした。

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2016年4月 6日 09:43に投稿されたエントリーのページです。

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