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犬と串 case.15「バカから醒めたバカ」

今日は、犬と串 case.15「バカから醒めたバカ」を観劇。
http://inutokushi.com

ハギハーンさんに、「いつもありがとうございます」
って言われた。顔覚えられてる。<笑>

満間君にも「お久しぶりです」って言われた。

モラルさん、結構長く出てたね。

数年前は、運動部的な体躯の役者ばっかりで
出にくかったのが、板倉さんお入って
出やすくなったのでしょうか。

堀くん、ちょっと細めに鍛えてますね。

ハギハーンさんのmooningも
不快じゃなかったです。<笑>

っていうか。気になったのは、
「シーン no. 60」を繰り返しすぎ。

それが、ワラビの、ある意味精神病的に、
12歳の栄光を30歳になっても
追い続けているというのを
描きたかったのかも知れないけど。

でも、まあ、間延びしました。

他の劇団の劇でも、同じシーンが、
2回、3回と繰り返されることは
ありますけどね。

そういうのは、1回目は、
シュクロフスキーの異化(露 ostranenie)、
ハブラーネックの異化(チェコ aktualizace)をして、

2回目、3回目になると
シュクロフスキーの自動化(露 avtomatizm)、
ハブラーネックの自動化(チェコ automatizace)をして
いくという。

菊地成孔さんの言葉を借りれば、
「我々は、違和感に麻痺しつづける」。

違和感を感じるのが異化で、
麻痺しつづけるのが、自動化。

でも、あそこまでの回数繰り返されると、
それは、イヤーな感じの「異化」になっていきます。
新鮮さでも、「あ、なんか違うね!」でもなくて、
もう、うんfxxkingざりな感じに。

それが、主人公ワラビの成長できない幼稚さを
表わしていたんでしょうけど。でも、
見る方も疲れた。

で、いつ終わるの??って思ってるうちに
あっという間に終わりになった。

あれ?オチはなんだったっけ?とか思ってみたりして。

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2016年3月11日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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