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人間の言葉を話す野鳥が急増? オーストラリア都市部での報告に懸念も。

人間の言葉を話す野鳥が急増? オーストラリア都市部での報告に懸念も。 | Narinari.com http://www.narinari.com/Nd/20110916352.html

鳥が人間の言葉を「理解して話すようになるか?」
答えは否です。

人間の言葉(単語、文等)には、
シニフィアン(能記、記号表現、=音形)と
シニフィエ(所記、記号無い様、=意味内容)との
二面がありますが、

鳥の言葉の模倣の場合には、
音形しかありません。

レコード、テープレコーダー、
CD、mp3プレーヤー、ボイスレコーダーと
同様、音を記録(記憶)して
再生しているだけで、
それに、意味は同定されていません。

更に言うと、人間の言語の記号表現は、
音素(≒音の単位)へと分かれていきますが、
その仕組みも、おそらく鳥の言葉の模倣の場合には
ありません。

ただ、その言葉の模倣が、
人間から鳥にだけでなく、
鳥から鳥へと伝わっていくのは、
鳥の言葉の模倣の、社会的、文化的特性を
示しているので、その点で興味深いです。

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2011年9月24日 10:00に投稿されたエントリーのページです。

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