ハーゲンダッツのドットコム頁に行っても、
ショコラ・ストロベリーは無い。
http://www.haagen-dazs.com/
ということは、日本のハーゲンダッツの
ショコラストロベリーというのは、
日本(あるいは、米国外)限定なのだろうか?
そもそも日本でもコンビニ限定らしい。
http://www.haagen-dazs.co.jp/products/minicup/chocolat-strawberry.html
で、そのショコラストロベリーという名前に、
切り込んでみたい。
素直に、英語で命名したら、
チョコレートストロベリーになる筈。
でも、どうしても、チョコレートを
おフランス語のショコラにしたかったのだろう。
それは、チョコレートでは、すでに
自動化(露 avtomatizm、チェ automatizace)が
進みすぎていて陳腐なので、
おフランス語で、異化(露 ostranenie、チェ aktualizace)が
図りたかったということか。
でも、なぜ、全部おフランス語にしなかったのは
なぜか?
ショコラフレーズでは、
まあ、おフランス贔屓のジャムのブランドなんかでは、
フレーズって使ってるかも知れませんけどね。
でも、一般には、「フレーズ=いちご」という
定式は浸透していない。
無理やり使えば、異化を通り越して、
意味が通じなくなってしまう。
チョコレートとショコラは、
ある意味、「部分補充法」な
関係にあるという面もあり、
また、ショコラが既に
「おフランス語でチョコレート」ということは
割と広く浸透している。
一方、ストロベリーを
フレーズで置き換えることができる人の
パーセンテージは、かなり少なかろう。
ということで、おフランス語と英語の
折衷の和製洋語、
ショコラストロベリーへと
落ち着いたのであろう。