じゃあ、次に、なぜマダガスカル手話か?
なんか、日本手話じゃ、第一人者に
なれない感に苛まれていました。<笑>
マダガスカルに興味を持ったのは、
まず、マダガスカル手話を研究している
手話言語学者がいない。
(ノルウェーのろう者が語彙調査した
ことはあります。)
それから、もしマダガスカル手話が
音声マダガスカル語の影響を受けていれば
VOS語順があるかも知れない。
(Sは主語、Oは目的語、Vは動詞。
以前、手話言語の基本語順には、SOVと
SVOしか無いと言った手話言語学者がいました。
その後、説は修正したみたいですが。)
それから、2003年に、東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所で、
http://www.aa.tufs.ac.jp/index.html
マダガスカル語の夏期集中講座が
ありました。
週に5日、朝から夕まで、
5週間という、ハードな
ものでした。
今でも、毎年3言語の講習が
なされています。
以上のような条件が重なり、
(音声)マダガスカル語の
基礎を学ぶ機会があったので、
2004年8月から、現地に入り、
マダガスカル手話
(Tenin'ny Tanana Malagasy, TTM)の
調査を始めました。