類別子(類別詞、類別辞、classifier)とは、
日本語に関しては、「助数詞」と呼ばれています。
例えば、紙ならば、「枚」だったり、
鉛筆なら「本」だったりします。
(他の選択肢もありますが。)
例えば、a pencilは、
鉛筆 一本
と表現されたり、
一本の 鉛筆
と表現されたりします。
言語を数えるときには、
一般に
(数字)カ国語
と言われます。
403個の言語のオーディオ聖書が
ダウンロードできるサイトでは、
http://www.faithcomesbyhearing.com/free-audio-bible-download-21?gclid=COn4-ZT5rJsCFUwwpAodAm6vCA
403カ国語と書かれています。
でも、地球上に、国家は、403個も無いのです。
なんでこんな齟齬が生じるかというと、
言語は、必ずしも、国家と一対一で
対応していないからです。
世界に、6000以上の言語があると言うとき、
流石に、6000カ国語とは書き辛いと思います。
その辺りに意識のある言語学者などは、
助数詞を使わずに、「403言語」と
書いたりしますが、できれば、
日本語で、他の物事を数えるときと同様に、
助数詞を使って数えたいものです。
何か、適当な既存の助数詞が選ばれるか、
あるいは、新しい助数詞が現われないでしょうか。
さもないと、汎用性の高い助数詞「個」や「つ」を
使うのが次善の策ということになってしまいます。
「つ」は大きい数には使えないので、「個」を使うと、
言語 403個
あるいは
403個の 言語
となります。それでもいいのですが、
もっと、「言語に特化した」「もっとしっくり来る」
助数詞が欲しいところです。