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ICCEES(イクシーズ) 幕張世界大会に向けて


旧ソ連・東欧圏の研究にたずさわる世界各国の学会を糾合した国際学術組織 「国際中欧・東欧研究協議会」 略して ICCEES (イクシーズ) の第9回世界大会が、本年8月3日~8月8日までの間、幕張で開催される。この大会がアジアで開かれるのは今回が初めてである。
すでに旧ソ連諸国、欧米、アジアなど世界約60ヵ国から2000人近くの研究者が参加を表明している。
ロシア、CIS諸国、中欧・東欧圏における政治、経済、歴史、社会、文学、芸術、言語、宗教、思想、教育、医療、ジェンダー、法律、メディア等々 さまざまな学術分野におけるパネルセッション(研究報告と討議)、ラウンドテーブル(討論)、シンポジウムが行われる。

この夏、幕張はICCEESで熱くなる!

現在、組織委員会を中心に幕張世界大会の準備が進められている。
私も組織委員のひとりとして微力ながら準備のお手伝いをしている。大会の開催中は報告者、ディスカッサントとしても参加する。

幕張大会の公式HPはこちら。
 ↓
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/makuhari2015/index.html

8月3日(月)の幕開けは幕張メッセ。オープニング企画として「元首相サミット」が予定され、福田康夫元首相(日本)、セルゲイ・ステパーシン元首相(ロシア)、李洪九元首相(韓国)らが中国の台頭を背景とした現代情勢について論じることになっている。

8月4日(火)から8月8日(土)までの5日間は、神田外語大学を会場に、4部構成×25会場で、250を越えるパネルセッション、ラウンドテーブルセッションが行われる。

その他、特別企画として、8月5日(水)には「変化する世界のユーラシア: 東西関係のなかの北極海と極東」、8月6日(木)には 「ウクライナ危機を考える」、8月7日(金)には 「文学は国境を越えて: ロシア、ウクライナ、ヨーロッパ」が行われる予定。

文学企画「文学は国境を越えて: ロシア、ウクライナ、ヨーロッパ」は、8月7日(金)18:30-20:00
パネリストは、ミハイル・シーシキン(ロシア出身スイス在住のロシア語ドイツ語作家)、アンドレイ・クルコフ(ウクライナのロシア語作家)、アダム・ザガイェフスキ(ポーランドの作家・詩人)、多和田葉子(日本出身ベルリン在住の日本語ドイツ語作家)。「越境」をキーワードに、文学の持つ力、文学と政治の関係、自らの創作などについて、それぞれの立場から語っていただく。
パネルやラウンドテーブルはほぼすべて英語かロシア語で行われるが、シンポジウムは日本語通訳付き。

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2015年1月18日 17:23に投稿されたエントリーのページです。

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