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講演会・セミナー【終了】第6回多文化社会実践研究フォーラム 「新たに見えてきた多文化社会の課題 ~ウクライナ・アフガニスタン・ミャンマーなどからの難民・避難民への対応を踏まえて」

2022.12.12

【終了】第6回多文化社会実践研究フォーラム 「新たに見えてきた多文化社会の課題 ~ウクライナ・アフガニスタン・ミャンマーなどからの難民・避難民への対応を踏まえて」

第6回多文化社会実践研究フォーラムのご案内

「新たに見えてきた多文化社会の課題~ウクライナ・アフガニスタン・ミャンマーなどからの難民・避難民への対応を踏まえて」

多文化社会専門職機構が例年開催している多文化社会実践研究フォーラムは今年第6回を迎えます。今回は、避難民の対応から新たに見えてきた多文化社会の課題についてシンポジウムにて議論します。今年2月に始まったロシア侵攻にともない発生したウクライナ避難民に対して日本政府は積極的な受け入れをおこなっています。このような受け入れ自体は人道的視点から賛同されるべきことですが、その一方で、従来から日本政府に対して難民認定を求めてきたミャンマーやアフガニスタンなどの難民に対する対応との、支援の迅速さと手厚さの面での落差が浮き彫りになった感があります。

今回の経験は、地域における難民受入れも一定の条件が整えば十分に実現可能であることを明らかにしました。むしろ、これからの日本の地域における難民受入れのスタンダードを示した事例と言えるでしょう。このスタンダートの実現に多文化共生の新しい課題が見いだされます。

難民の人権を守るという基本的な視点からも、国際的危機における日本の先導的な役割を示すという視点からも、日本社会の多文化共生を実現していくという視点からも、ウクライナ避難民支援を一過性の「ブーム」に終わらせず、日本の難民受入れ体制を見直すための契機としてとらえるときが来ています。そのような認識に立って、シンポジウムで議論します。

また、ラウンドテーブルや実践研究発表など、多文化社会の問題解決に関わる多様な実践者と研究者の対話の場を設けます。今後の実践・研究を深めるためにも、ネットワーキングの機会としても、多くの参加を期待いたします。

[主  催]一般社団法人 多文化社会専門職機構(TaSSK)
[共  催]東京外国語大学多言語多文化共生センター
[開催月日]2022年12月17日(土) 15:00-18:30・18日(日)10:00-16:00
[開催場所]東京外国語大学(東京都府中市朝日町3丁目11-1)
[ウェブ案内]https://tassk-forum06.peatix.com/

※ シンポジウムのみハイフレックス、それ以外は対面形式で開催します。

[定 員]120人(先着順。事前の申込みが必要です)

[対 象]
・ 自治体、国際交流協会、社会福祉協議会などで多文化共生施策に携わる職員
・ 日本語教育、法律、医療、福祉などの各分野で多文化社会に関わる専門職
・ コーディネーター、相談・コミュニティ通訳者などの多文化社会専門職
・ その他、多文化社会に関心のある方ならどなたでも(学生も歓迎します)

[参 加 費]
会員(会場)2,000円
一般(会場)3,000円
学生(会場)500円
交流会(参加費と別)500円 ※当日現金で500円をお支払いいただきます。
オンライン 1,000円※ オンラインではシンポジウム(12月18日13:35-15:45)のみ参加できます。
申込者の方には事前にリンクをお送りします

[申込・支払い方法]peatixによるオンラインからの申込み・支払いとなります。【申込締切日:12月14日(水)】
以下のリンクからpeatixのサイトにお進みください。ページ下の「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://tassk-forum06.peatix.com/

※ お申込後の返金には応じられませんので、予めご了承ください。

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[プログラム]

・2022年12月17日(土)
■ラウンドテーブル 15:00-17:20/会場:大会議室・中会議室
ラウンドテーブルでは、各報告者から20分間程度の実践報告を同じテーブルの参加者が聴いた後、テーマに沿って40分間程度ディスカッションを行います。1つのラウンドテーブル(報告)の参加者は10名程度を予定しています。
報告者、報告のテーマ等の詳細は以下のURLをご覧ください。(11/22更新)
http://tassk.org/archives/2651

■交流会 17:40-18:30(お茶とお菓子付き)/会場:大会議室
お茶を取りながら参加者どうしの交流・ネットワーキングの機会とします。お気軽にご参加ください!

・2022年12月18日(日)
■自由研究・実践研究発表 10:00-12:35/会場:大会議室・中会議室
発表者、発表のテーマ等詳細は以下のサイトをご覧ください。(11/22更新)
http://tassk.org/archives/2651


■シンポジウム 13:30-15:45
※ハイフレックス形式で開催いたします/会場:大会議室およびオンライン
「新たに見えてきた多文化社会の課題ーウクライナ・アフガニスタン・ミャンマーなどからの難民・避難民への対応を踏まえてー」
■ 挨拶・趣旨説明 13:30~13:05 青山亨(多文化社会専門職機構副代表理事)

■ メインシンポジウム 13:35〜15:45(11/12更新)
「新たに見えてきた多文化社会の課題-ウクライナ・アフガニスタン・ミャンマーなどからの難民・避難民への対応を踏まえて-」

Ⅰ.報告
「世界における難民受入れと日本の現状(報告)」
辻井萌子 (UNHCR駐日事務所)

Ⅱ.発表
「大学によるアフガニスタン人の受け入れ 支援から自立へのサポートとは」
福田彩(東京外国語大学)

「地域において、なぜウクライナ人受入れ支援がなぜいま一歩進まないのか」
新居みどり(NPO法人国際活動市民中心)

「日本における難民申請の厳しい現状」
駒井知会(弁護士)

Ⅲ.パネルディスカッション
「新たに見えてきた多文化社会の課題とはなにか、それをどのように対応していくのか」

パネリスト:
福田彩(東京外国語大学)
新居みどり(NPO法人国際活動市民中心)
駒井知会(弁護士)

進行:青山亨(東京外国語大学)

■ 閉会あいさつ 15:50~16:00 阿部裕(多文化社会専門職機構代表理事)

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〈問合せ〉
一般社団法人 多文化社会専門職機(TaSSK)事務局
Email: office (at) tassk.org (at を@に変えてください)
Tel: 03-6261-6225
Website: http://tassk.org/