学外連携

学外連携外語祭期間中シンポジウム 「事件現場の多言語多文化化―捜査・司法通訳を考える―」を開催しました

2019.12.25

外語祭期間中シンポジウム 「事件現場の多言語多文化化―捜査・司法通訳を考える―」を開催しました

 東京地方検察庁との連携事業として、外語祭期間中にシンポジウムを開催しました。
 第1部では東京地方検察庁による基調講演を行いました。東京地方検察庁公安部副部長の鵜野澤亮氏にお越しいただき、刑事手続きの流れや捜査通訳とそのニーズについて講演いただきました。
 第2部では鵜野澤亮氏のほか、法廷通訳人として活躍されているスペイン語講師・通訳者の中西智恵美氏、司法通訳養成講座(本学と青山学院大学との連携事業)で講師を務めている法学博士・青山学院大学名誉教授の後藤昭氏にご参加いただき、パネルディスカッションを開催しました。それぞれのご経験を基に通訳の正確性、中立性について議論いただき、また、取調の可視化や遠隔通訳の導入など現場で起こっている変化についてご意見をいただきました。加えて、質疑応答も行い、参加者の疑問にそれぞれの立場からお答えいただきました。

 ▼外語祭期間中シンポジウム 「事件現場の多言語多文化化―捜査・司法通訳を考える―」報告はこちら(PDF)

≪イベント概要≫
〇日時:令和元年11月24日(日) 13:30-16:00
〇場所:東京外国語大学 研究講義等227教室
〇内容:
第1部: 基調講演「刑事手続きにおける通訳~捜査を中心に~」
 講師: 鵜野澤 亮 氏 (東京地方検察庁 公安部副部長)

第2部: パネルディスカッション 「捜査・司法通訳の現場から」
 パネリスト: 
  鵜野澤 亮 氏 (東京地方検察庁 公安部副部長)
  中西 智恵美 氏 (スペイン語講師・通訳者) 
  後藤 昭 氏 (法学博士 青山学院大学名誉教授)
 モデレーター:
  内藤 稔 (東京外国語大学 大学院総合国際学研究院准教授、
       多言語多文化共生センター 副センター長)